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エディット・ピアフ「愛の讃歌」 [音楽・楽器]

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満開の桜を見ながら、ポタリング。気温が急上昇し、まるで初夏のようだ。生暖かい南風がせっかくの花を散らしてしまう。遠山の金さんの背中の彫り物のような桜吹雪の中をうっとりしながらペダルをこぎ進めていたら、ペタリとペタル(花びら)が腕に張り付いた。そのとたん、越路吹雪の「愛の讃歌」が頭の中で流れだした。しかし、不思議なことに、途中で海援隊の「贈る言葉」に変化してしまうのだ。

家に帰ってきてから、桜吹雪ではなく、越路吹雪でもなく、エディット・ピアフご本人の歌を聴き直し、本当にうまくつながるのかどうか確かめてみた。



実に、すばらしい。

岩谷時子訳の日本語だと、「あなたの燃える手で 私を抱きしめて ただ二人だけで…」のあとに、海援隊の「(さよならだけでは)さびしすぎるから 愛するあなたへ 贈る言葉」に、どうしてもつながってしまうのだ。わかってもらえるだろうか。

越路吹雪「愛の讃歌」

私の妄想は、さておき、ジュリーも歌っていたので、聴いてもらいたい。



この美しい声は彼の全盛期のものだろう。



長谷川きよしという方は寡聞にして知らなかったが、歌詞がいい。特に、「お前のためなら、陽でも月でも盗みもしよう」というところ。



フランス語の歌詞にも、「お前のためなら、陽でも月でも盗みもしよう」なんてところはない。実にロマンチックだ。




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