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スタンド・バイ・ミー (1986) エンディング [映画]

昔、授業で映画の教材を使っていたとき、この映画を紹介する機会があった。興味を持って観てくれた学生が、「感動して、泣きましたよ、先生」と報告してくれた。それを思い出すだけで泣きそうになる。東日本大震災の数年前のことだったと思う。

いまは英語教育の専門家と称する人が決めたイギリスだかアメリカの教科書を使わされているので、私と学生たちとの距離が遠くなってしまった。その距離は年々遠くなっている気がする。ゴミみたいなエッセイを読む時間は、人生の無駄だと思う。学生の今後の人生を真剣に考えてやるのなら、ゴミみたいなエッセイを効率よく読む方法を学ぶより、どれだけ人生について考えられるかを考えた教材選びをしてやるべきだと思う。

線路の分岐点を歩くシーンは、4人の進路の違いを象徴するシーンだ。私なんか、ここだけでも泣ける。

その後、主人公のゴードンと彼の親友クリスはエリートコースを歩む。ゴードンは作家で、クリスは弁護士だ。一方、テディとバーンは一般の労働者になる。ただ、クリスは、喧嘩を仲裁中にナイフで喉を刺され、非業の死を遂げるという結末。人生は、何が起こるかわからない。

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