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トイレットペーパーと新聞紙のどちらが生活必需品なんだろうか。 [雑感・日記・趣味・カルチャー]

共産党激怒 日経「ニンジンの皮で増税に勝つ」騒動の行方|日刊ゲンダイDIGITAL

「消費税増税」が目前に迫っていますが、マスコミはなぜか「消費増税」などという誤った表現を用いてます。まるで消費が増える税、消費を増やすための税であるかのような錯覚を国民に与える洗脳教育がなされています。毎日毎日、軽減税率のクイズなどやっている暇があったら、軽減税率の問題点をジャーナリスティックに解説する知的な番組を作るべきです。それができないほど、マスコミの知性が劣化していることに呆れ返っています。

上掲の『日刊ゲンダイ』の記事の内容はこういうものです。日経新聞が、消費税の増税に対抗するためには、貧乏人は人参の皮を食べて腹一杯にしろと偉そうなことを書いたことを受けて、貧乏人の味方である共産党の志位委員長がカンカンになっているというものです。同じような主張は『リテラ』も書いています。まったく、彼らの言うとおりです。

ウェブでその日経の記事を読んだときに、ふだんほとんど怒らない私も、強い憤りを覚えました。誰が書いたのかわかりませんが、書いた野郎をぶん殴ってやりたいとすら思いました。我々貧乏人が同じことを書くなら許されることですが、高給取りと想われる連中(日経の記者)がマリー・アントワネットのようなことを言うのは許せません。日経の記者がわれわれ貧乏人を蔑視しているのか、日経の記者が貧乏なのかわかりませんが、富裕層と安倍政権の味方であることが明らかなメディアが書いて良いことではありません。

新聞が生活必需品だからという理由で軽減税率の適用外になって8%に据え置かれることになり、同じPaperである生活必需品のトイレットペーパーのほうは10%になりました。これはまったく理解不可能です。新聞紙とトイレットペーパーのどっちが生活必需品か一目瞭然です。日経新聞なんか読んだところで、経済がわかるどころか、むしろ、経済がわからなくなる(by上念司)のですから、生活に必要なものとは全く思えません。日経新聞は金持ちが読むものですから10%どころか、100%の税率でもいいでしょう。

もし日経の「新聞紙」が生活必需品であるというのなら、トイレットペーパーに印刷して発行すればいいのです。そうすれば、毎日ウンコを拭くのに役立てることができます。日経を含め、日本の新聞などその程度の内容でしかないし、結局大企業と政府の味方なのはわかっているので、そんなクソ新聞はトイレに流してやる程度の扱いで十分です。

この軽減税率制度の評判は恐ろしく悪いものです。導入の話が出てきた当初から、さまざまな混乱と問題が生じることが予想されていました。案の定、導入前から混乱を極めています。あまりに愚かしい制度です。この筋の悪い制度の導入を求めたのは、国民生活を全く考えないおためごかしの公明党です。実のところ、自民党は軽減税率を導入したくはなかったはずです。しかし、党是である憲法改正のための人員集めで公明党が必要だったわけです。結局、このざまです。

誰の目にも明らかでしょうが、国民生活を悪化させているのは自民党と公明党です。次回の総選挙では、大企業と富裕層の味方の2党を地獄に突き落とさなければ、庶民生活を守ることは不可能でしょう。しかし、自民党が国民を苦しませることをすればするほど、不思議なことに彼らへの支持率が上がるので(誰かが数字を操作しているとしか思えませんが)、地獄に落ちるのは(ウンコみたいに下水に流されるのは)、我々貧乏人のほうでしょう。