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オンライン授業の混乱は無能なIT企業のせい [資格・学び]

オンライン授業をめぐって、各大学が色んな方法を教員に提案したり、指定しているため、複数の大学を掛け持ちしている講師は大混乱に陥っています。

今晩も、同業の友人からメールが届きました。この2ヶ月の間にオンライン授業に関する大量の文書がメールで送られ、また、その文書の中で、ちょいちょい変更がありました。そのため、友人はメールの中で完全に迷子になっていて、誤解までしていました。

彼は必ずウェブ会議のソフトを使って、リアルタイムに授業をすることが求められていると勘違いしていたのです。そんな先生ばかりになって、同時アクセスをすれば、サーバーが落ちて、一切授業ができないという状況になる危険性が高いです。そういうトラブルを回避するために、課題提出型やオンデマンド配信型の授業もあるわけです。

私は、大学側から特別に指定されていない限り、課題提出型の授業をする予定です。ひとりでカメラの前で何時間も話すなんて芸当はできませんから。

ある大学では、すでに授業を課題提出型で行っています。3週間ほどたってようやく要領がわかってきました。

課題提出型でも、大学のポータルサイトによって、やりやすさが異なります。大学によっては、ポータルサイトの中で迷子になって、どこをどう探しても、目的地にたどり着かないという状態のところもあります。そんなポータルサイトのインターフェイスを設計した、IT企業のデザイナーだかSEは出来損ないなんでしょうね。彼らのおかげで多くの教員が迷惑しています。本来使うべきリソースを、教員が別のところに使わざるを得ない状態は学生たちにとっても不幸です。

オンライン授業が遅れているとか言って学校批判をする人が多いですが、そもそも学校のポータルサイトを作っている企業がどうしようもないクズだから、なかなか始められないんです。これはユーザーのことなどまったく考えていない、無能なIT企業の責任ですよ。



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