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映画『オーケストラ!』(2009年) [映画]



オーケストラ! - Wikipedia

この作品を見るのは2度目です。一度見た映画を何度も見返すという楽しみにハマっています。

主人公の天才指揮者のアンドレイは、共産党政権(ブレジネフ政権)によるユダヤ人排斥を批判をしたために30年間干されっぱなしになっています。現在はボリショイ交響楽団の清掃員として働いているのですが、チャイコフスキーの協奏曲(コンツェルト)を指揮するという夢を忘れることができません。ある日、アンドレイはそのチャンスを掴みます。彼はボリショイ交響楽団の指揮者になりすまし、自分たちと一緒に解雇された楽団員たちを再結集し、パリ公演を決行するのです。アンドレイは、ソリストとして、天才ヴァイオリニストのアンヌ=マリー・ジャケを指名するのですが、物語の進行とともに、その理由が明らかになっていきます。

原題はLe Concertですが、具体的には協奏曲(コンツェルト)の意味です。みんなで協力しあってハーモニーを生み出すというものです。まさにコミュニズム(共産主義)の理想形ですね。それがコンサートという形で実現するのです。

アンヌ=マリー・ジャケを演じるメラニー・ロランは女優さんですから、ヴァイオリニストではないのですが、ほんとうに演奏しているかのように錯覚しました。どういう撮影の仕方をしているのか、不思議です。メラニー・ロランはクエンティン・タランティーノ監督の『イングロリアス・バスターズ』にも出ていたそうですが、まったく記憶がないですね。






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