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チェロ弓毛替え [音楽・楽器]

今朝は4時半起きです。とはいえ、6時間近く寝られたとは思います。

昨晩ヴァイオリンの弓の毛替えをしようとしたのですが、毛を短くしてしまい、急遽チェロ弓の毛替えを始めました。チェロの弓のほうが短いので、ヴァイオリンの弓で失敗したものはチェロ弓に回せるのです。前回も同じようなことをした記憶があります。半年に1度くらいの作業ではなかなか学習できませんね。

今朝は昨晩の作業の続きで、弓先の楔(ウェッジ)づくりをしました。毛を弓に固定するための木材です。穴の形に合わせて作ります。最初、ダボで作ろうとしたのですが、わりと硬い木だったので失敗しました。その後、バルサ材でやってみたのですが、今度は柔らかすぎて失敗。最終的にヒノキの角材を使いました。本当は年輪と年輪の感覚の広いものが使いやすいのだと思いますが、なかなか良いものが見つかりません。ある楽器職人さんの動画を見たときに、南洋材を使っていると言っていたのを記憶しています。南洋材だなんて大雑把な言い方をされれても探しようがありません。固有名詞を教えてほしかったなあ。この作業もかなり大変だったので、写真を撮るのを忘れました。

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一応完成しましたが、隙間が空いています。さらに、チェロ弓としても毛が短くなってしまい、終始毛が引っ張られっぱなしです。大丈夫なのでしょうか。弓先から10センチあたりに若干のよれもあって、気になります。以前アマゾンで買った新品の弓と比べても、毛の幅が細くて、厚みが出てしまっています。

プラスチックの部分が破れていますが、これは半年前の作業で割ってしまったものです。木工用ボンドで貼り付けてあります。見栄えは悪いですが、特に問題はありません。

毛替えというのは素人が迂闊に手を出すものではないことを今回も確認できました。しかし、5日ほど前にアリエクスプレスにバイオリンの弓15本分の馬の毛を注文してしまいました。性懲りもなくまた挑戦するつもりです。アホですねえ。

弓なんて、私みたいな初心者には5000円程度の安物がお似合いです。そういうのを1年ごとに新調したほうがコスパが良いと思います。ただ、希少なブラジリアンウッドやペルナンブーコをポイポイ捨てるのはもったいありません。でも、私は貧乏だからあまりこういうことにお金をかけられる状況ではないので、DIYでやっています。でも、高価な弓だったり、お気に入りの弓だったら、楽器職人に任せたほうが無難です。当然、みなさんそうしているでしょうけどね。

追記:毛替した弓で小1時間チェロを弾いてみました。ご期待に反して、爆発しませんでした。しばらくこのまま使えそうです。見栄えは悪いですけどね。

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