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黒澤明監督、『わが青春に悔なし』(1946年) [映画]

わが青春に悔なし - Wikipedia

いまこそ日本の人々が見るべき映画だと思う。

「学問の自由」の文部省による弾圧に抵抗する京都大学の八木原教授(大河内傳次郎)が大学を追われる。

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八木原教授の娘の幸枝(原節子)は、学生運動のリーダー野毛隆吉(藤田進)と、しぶしぶ彼に付き従う糸川(河野秋武)と三角関係の中で思いが揺れていたが、野毛は警察に逮捕されてしまうと、自分がほんとうに愛しているのは、野毛であることを悟る。数年後、出所した野毛は人が変わったように温厚な性格になって戻ってきたように思われたが、幸枝は野毛が猫を被っていることを見抜く。

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野毛のあとを追って東京に出た幸枝は、ようやく彼の居所を突き止め、彼の妻になる。

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野毛は、戦争を防ぎ、日中関係を良好にしようという運動を行っていた。それがために「戦争妨害」の罪(!)で当局に再び逮捕されてしまう。同居していた幸枝も事情を知っているはずだと睨まれ、数日間、身柄を拘束され、取り調べを受ける。

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幸枝は迎えに来た父親に引き取られる。京都に戻った直後、野毛が獄死したことを知らされ、乱心する。

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野毛は「自分は10年後にみんなに感謝されることをしているのだ」と生前に話していた。幸枝はそんな野毛の妻であることを心から誇りに思い、野毛の両親の家に押しかけ、農家の「嫁」として無理やり働かせてもらう。

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野毛の家は、村の衆から「スパイの家」とされ、国賊扱いされている。

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野毛の父親(高堂国典)も母親(杉村春子)も、身分違いの女性が突然訪問してきて、息子の嫁であると言って家に居座ることが受け入れられない。

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幸枝を売国奴扱いする村の人々は、ネトウヨを髣髴とさせる。このシーンは恐ろしいほどの迫力を感じさせる。

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幸枝は、慣れない田んぼ仕事を、野毛の母親とともに行うだが、村の人々によって、せっかく植えた稲をめちゃくちゃに踏み荒らされてしまう。

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それでも、二人は、野毛一家を中傷する看板を引っこ抜き、稲を起こしていく。その姿に、ショックでオシのように黙って身動きができずにいた父親が立ち上がり、一緒に稲を起こしていくのだ。

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国家の手先のような検事となった糸川が、野毛の家を訪ねてくる。そこで、農家の嫁として働く幸枝を見て腰を抜かす。糸川は、野毛の墓参りをさせてもらいに来たのだが、幸枝は断固拒否する。

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そして、敗戦。日本に再び自由が戻ってくる。

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八木原教授は、京都大学に戻り、「君たちの座っているところにかつて野毛という男がいた。彼は身を賭して日本を守ろうとした。君たちも彼のような人間になってもらいたい」と、学生たちに訓示する。

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幸枝は、野毛の実家で、村の女性たちの生活を改善するための活動をし、村の人々にとって必要不可欠な人間として敬意を持って受け入れられていることを母親に伝える。

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「わが青春に悔なし」などと、私に言える日は来るのだろうか。



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羽生結弦エキシビション(ノーカット実況なし)&古今亭志ん生「松山鏡」 [コンピュータ・ネット・テレビ]



羽生結弦のエキシビション。ノーカット実況なし。テレビではニュースさえも見る機会がなかったので、今回、技の解説や得点や愛国的な応援に邪魔されずに見られたのはラッキーだった。

彼のパフォーマンスは、バレエダンサーを思わせるような優雅さが漂っている。フィギュアスケートというのは、本来こうあるべきなのかもしれない。女性が彼の虜になる理由がよくわかった。



私は、メドベージェワのほうが好きだけれどね。羽生結弦の演技は女性っぽくて、メドベージェワは男性っぽいのが好対照で面白い。



サギトワは、ものすごい色気。15歳の少女とは思えない。



私みたいなオジサンは、こういう爺さんが大好き。嫉妬にかられる女性を演じる爺さんの色気に吸い込まれるような魅力を感じてしまう。羽生ファンにはわからないだろうけれど。

今晩もまたパンを焼きました。 [食べ物・料理]

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パン生地には玄米粉30gと卵1個を混ぜました。砂糖を大さじ3(ふつうは2)入れたので、ジャムを付けずに食べられると思います。パンを食べるだけでも、タンパク質が摂取できます。

この焼き色は、重曹のお湯で煮て出したものです。ベーグルを作るときの要領です。重曹ですから、若干しょっぱくて、カリカリするので、癖になります。



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国家に殺される [雑感・日記・趣味・カルチャー]

<大学入試>「忙しい教師」敬遠? 教員養成学部の倍率低く (毎日新聞) - Yahoo!ニュース

自分の息子たちには、「教員にだけは絶対になるな」と警告しています。教員というのは、国家にあらゆる意味で殺される存在だからです。国家を殺すならまだしも、国家に殺されるような目には遭わせたくはありません。

大学資金、親も猛勉強を 国の奨学金、複雑さが増す|マネー研究所|NIKKEI STYLE

我が家はビンボーですが、息子に奨学金を借りさせるつもりはありません。奨学金といえども、実際は学生ローンです。「サラ金」と同じです。「そんなに勉強したいのなら、金は貸してやるが、利子をつけて返せよ」という「ベニスの商人」もびっくりの汚いビジネスです。アメリカの真似をして、こんなことをしていたら、超少子高齢社会の日本が衰退することは間違いありません。

私には息子たちの学費のすべてを賄う経済力はありませんので、私は自分の親に頼ります。幸運なことに、私の親は裕福だし、年金も満額もらっています。共済年金と投資信託の分配金を合わせたら、私の月給よりも遥かに多くの収入を得ているのです。お金が使い切れずに困っているらしいです。そんな親なら、脛をかじって何が悪い。本当にかじられているのは、実のところは、私たちの世代なのですから。

レイ・ダリオ氏、巨額の空売り「1年半〜2年後に景気後退に突入する危険性が高まっている」 | ZUU online

レイ・ダリオ氏はヨーロッパ株を220億ドル分も空売りしているという話です。彼はヨーロッパ企業の株価がそろそろ天井に達して、1年半〜2年後には下落すると予想しているわけです。ヨーロッパ株の下落は、グローバル化した世界では、ものすごい勢いで伝播するのは容易に想像できます。持ち株を売りたくても誰にも買ってもらえなくなるので、株価はとことんまで下落するのです。いわゆる流動性パニックです。

日本株の空売り比率もますます高くなっているそうですし、中国も実のところ景気が悪化してきているらしいですし(日本への観光客も減っている気がします)、近々ほんとうの意味での大暴落を覚悟しなければいけないのかもしれません。

1年半から2年以内なら、東京五輪の頃です。アベノミクスは無事に出口に出られることはなく最後は大恐慌に見舞われるのは決定事項ですから、安倍総理はそれまでに隠居していたほうが、身のためでしょう。大恐慌の到来は消費税増税が引き金になるかもしれません。憲法改正なんて、どだい無理な話です。

「年収200万円台」非常勤文系講師の困窮 正規教員との格差に“健康被害”も〈AERA〉 (AERA dot.) - Yahoo!ニュース

この頃よく目にする「人生100年の時代」という薄気味悪いキャッチフレーズを思い出します。おそらく大金持ちは100歳まで生きられることもあるのでしょうが、貧乏人は年金がもらえる年齢に達するよりも早く死ぬのがふつうです。

お先真っ暗ですね。私は自分ができるだけ早く死ねることを願っています。この生き地獄の中で、100歳まで生きるよりも、早死したほうが何倍も幸せです。

朝鮮総連銃撃テロの実行犯、在特会関連のヘイトデモ常習者でした | BUZZAP!(バザップ!)

こういうインチキ右翼というのは、自分=国家だと思いこんでいるところがあるのでしょう。この人が、いくら朝鮮人を罵倒しても、日本のためにはなりませんし、日本は、彼みたいなクズを守ってなんかくれませんよ。国家は個人を利用するだけです。100年以上前から、何度も戦争を経験して、人類は確認してきたことではないですか。歴史から何も学んでいない低能な奴らが、ネトウヨになるのです。

とはいえ、ネトウヨも全員が馬鹿であるわけではなくて、自民党にお金をもらってお金のためだけにやっている者も多数含まれるようです。私もやってみようかな。自民党や安倍総理を盲目的に礼賛し、立憲民主党や共産党や民進党や社民党を罵倒し、韓国や北朝鮮をコケにし、日本を無条件に礼賛し、アメリカに媚びへつらうような文を書くだけでお金がもらえるのなら、いくらでもやりますよ。

トイレの棚作り開始 [家・DIY・修理]

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DIY熱が冷めないうちに、2Fのトイレの棚を作ることにした。すでに1Fのトイレには棚を設置してあるのけれど、2Fは突っ張り棒式のものを13年使い続けている。太陽光に当って劣化したらしく、白い色がだんだん茶色くなってきていてみすぼらしい。しかも、突っ張る力が弱ったのか、片方がずり落ちてきている。

その突っ張り棒は妻が選んだものだから余計に気に入らない。見ているだけでも腹が立つ。ということで、私の視界から消えてもらうために、1×4材 6フィート(182センチくらい)を2枚と、細い棒を買ってきた。ノコギリでカットして、オイルステインを塗るところまでやっておいたのだが、臭いが強烈なので、外で数日放置しておくことにした。

信用残株でわかる投資家心理と株価の方向 [マネー・買い物]



勉強になる。

株価の上昇局面で「売り残」が多いと下がりにくい。そろそろ天井なのではないかと思って、売りを入れるが、上昇してしまい、慌てて買い戻すので、より一層上っていく。

株価の下降局面で「買い残」が多くなれば、逆の理屈で、下がっていく。

そんな感じのことを、実際のチャートを使って説明してくれているので、よくわかる。


今日も発泡ウレタンフォーム充填 [家・DIY・修理]

妻と次男が寝ている部屋のクローゼットの壁にもカビを発見。

「カビが生えるから、クローゼットは開けっ放しにしておけ」と口を酸っぱくして言っていたのに、頑固な人たちなので、結局またカビ。安普請の家だから断熱材が足りないのだろう。

しょうがないので、今日もカビキラーを吹きかけてカビを落とし、発泡ウレタンフォームを2本買ってきて、壁にドリルで穴を開けて、充填した。

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妻と次男(長男も)はモノの管理ができない人たちので、この部屋のクローゼットの中にしまっておいた本をすべて自分の部屋(1階)に持ってきた。

ついでに、そのクローゼットに置いておいた急ごしらえの本棚(無塗装)に、オイルステインをに塗って、1Fの私の部屋に持ってきて、押し入れの中に設置した。

ふつう、1Fのほうがカビが生えやすいと思われるかもしれないが、そうでもない。

妻は病的な寒がりで、エアコンの温度を信じられないくらい高くする。22度にしているときもある。そのせいで、部屋の湿度が高くなりすぎて、窓に結露するのである。窓に結露するくらいであるから、閉め切った押入れの中にカビが生えるのは当たり前。そういうことがわからない人なので、妻の尻拭いをするのはつねに私なのだ。どんな場合も、妻は加害者で、私は被害者だ。




円安はありえない [マネー・買い物]

杉村富生さんは今年は円安になると信じているけれど、それはないだろうな。

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このチャートを見れば、円高トレンド。

トランプがドル安を求めているのは明らかだから、円安はありえない。


コラム:円高再開の現実味、ドル109円越えも困難か=亀岡裕次氏

相場の波乱に個人投資家はどう対応すべきか | トウシル 楽天証券の投資情報メディア

「自社株買い」で株価が上がるホントの理由をやさしく解説 | トウシル 楽天証券の投資情報メディア

実はキケン!「日経平均PER13倍は割安」 | トウシル 楽天証券の投資情報メディア

PERはあくまでも「将来の予想」

安倍政権の財政推計はやはり「粉飾」に陥った | 政策 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準


不安定な相場に強い「守りの投信4本」 | トウシル 楽天証券の投資情報メディア

内田樹氏に改めて聞く『街場の中国論』:日経ビジネスオンライン


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メンドー。

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日経平均株価の本日の終値は、21892.78円(前日比156.34円 / + 0.72%)。

EMA(指数平滑移動平均線)を見ると、まだ移動平均大循環分析の観点では、長中短の並びなので、安定下降期を示すステージ4。このあと下降相場の終焉を示すステージ5(長短中)、上昇相場の入り口を示すステージ6(短長中)、安定上昇期のステージ1(短中長)へと順調に推移するのかどうかまだわかららない。

ちょうど1月30日に上昇相場の終焉を示すステージ2(中短長)に移行し、1月31日にステージ3(中長短)、2月4日あたりにステージ4(長中短)に突入。中期移動平均線と長期移動平均線の間の「川」は今はまだ等間隔で平行しているので、下降相場の終焉を示すステージ5(長短中)に入るには、もう少し時間がかかるはずだ。

またオレンジ色の矢印を2本引いておいたが、三角持ち合い状態になってきている。これが終わったところで、上昇できるか、下降してしまうか。

パラボリックだと、上昇トレンドが見える。

DMAを見ると、ADXが上昇し、-DIと+DIは拮抗しているので、まだ上昇するか、下降するか、決めあぐねている感じがする。

MACDを見ると、まだ弱々しいけれど、シグナル(青)をMACD(赤緑)が上に抜けているので、わずかに希望は見えてきたようだ。

とはいえ、空売り比率が相当に高いようで、外国人投資家は売りまくっているので、なかなか上がりそうもない。日本人は落ちたところで拾っているようだが、そのまま落ちていく可能性もないわけではない。

日本企業の業績は依然として良いとか、円高でも稼ぐ力がついているとか、PER13倍は割安だとか、そういう解説は慰めにしか聞こえない。株価というのは、将来どうなるかの予想だから、株価が下がるということは、将来も傷つくのである。




押し入れの断熱 [家・DIY・修理]

3階の南側の部屋のクローゼットの角のところに、よくカビが生えるので、10年位前に全面的に珪藻土を塗ったのだけれど、すぐにまたカビが生えてきたので、さらにその上に漆喰まで塗った。カビが生えるようになってから、扉はできるだけ開けるようにしていたのだけれど、長男は閉めておくほうが好みらしいので、そのせいでまたカビが生えてしまった。

おそらく、壁の中の断熱材に隙間があるに違いないと思い、南側と東側の壁と天井にドリルで穴を開けてみた。断熱材の隙間に冷たい風が吹き込むと、内壁が冷やされるので、部屋の中が暖かいと結露しやすいのだろう。

南側の壁を開けたときには、ドリルビットの先にピンク色のグラスウール断熱材がついてきた。東側はビニール、天井は何もついてこなかった。天井裏は予想していたが、東側の断熱がうまく行っていないようだ。なぜなら、東側の穴からは、ピューピューと冷たい風は飛び出してきたからだ。原因はそこにあった。

この原因を潰すために、発泡ウレタンフォームを充填してみた。

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発泡ウレタンフォームを充填後、1時間ほど待ってから(その間に洗車をした!)、カッターで削り落とした。

これで二度とカビが生えないようになるかどうかまだわからないけれど、しばらく様子を見てみることにする。


昼ごパン [食べ物・料理]

ドル円は106円台の後半になっていました。チャートにはトレンドが出ていましたから、簡単に予想ができました。今後しばらくは105円-107円のレンジで動くのかもしれません。

株式市場も不調ですね。今日は2月優待銘柄の権利取りで、小売業の銘柄が賑わっているようです。でも、円高のせいで輸出関連はボロボロです。ディフェンシブ銘柄の医薬品関連は堅調のようです。日本の株式市場が復活するには、あと1ヶ月くらいの調整が必要らしいです。

昨晩こしらえておいたプレッツェルを朝も食べて、昼も食べました。

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昨日書き忘れましたが、生地には、玄米粉を30gほど入れてあります。

オーブンで焼く前に、重曹で煮ているので、表面が若干しょっぱく、何も付けなくても食べられます。あまりにうますぎて、2個も食べてしまいました。食べ過ぎ。

ミネストローネも作りました。セロリを1本入れたので、若干酸っぱくなりました。物足りない味なので、このあと、ニンニクとジャガイモとコンソメスープのキューブ1個を追加。甘みを出すために、玉ねぎを追加したほうがよかったかもしれません。

今晩は、鶏の唐揚げにします。昨年末に友人から貰ったレモンが冷蔵庫に転がっていたので、レモンの絞り汁を鶏肉にかけておきました。レモンのクエン酸で肉が柔らかくなるそうです。


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