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日経平均の暴落は、物語としては、まだパッとしません。 [マネー・買い物]

日経平均は1600円安のところから、どういうわけか後場で600円も戻しました。

そのレジリアンス(resilience)に感心しました。

しかし、いまだに今回の暴落は大したことはない、と言っている人がいます。「いまが底値だ。お買い得だ。さあ、拾え」と。それが600円の上げに繋がったのでしょう。

ということはですね、まだ主人公は絶望に至っていないということです。

ふつうの物語では、主人公は、敵に徹底的に打ちのめされて、自分の能力の限界を見せつけられるわけです。

絶望し、ほとんど諦めかけるところまで行くのです。

バットマンでも、ベストキッドでも、みな同じでしょう。

ところが、主人公は観客を裏切り、裏で、どうしたら敵に勝てるのか、懸命に考え、試行錯誤しているのです。

その努力のおかげか、主人公に知恵を授けるものが現れたり、優れた協力者を得て、それをきっかけに敵を倒す方向へと進んでいくのです。

もし、この程度の暴落で、日経平均がもとに戻ってしまったら、この後はダラダラとした展開が続いて、物語としてはパッとしない感じになります。

「素晴らしい! 良かったねえ」という感動や爽快感も味わえません。

今回、主人公が突き落とされた谷底は、10m程度でしかありません。

これでは、ちっともドキドキしません。

やはり映画としては、100mくらいではなければ迫力が出ません。

10m程度の崖を主人公が這い上がっても、その強さに惹きつけられることはないでしょう。

私が映画監督なら、日経平均株価は、「いったん戻ってよかったね」と安心させておいて、さらに、深い谷底へと突き落とすでしょう。

ドッすーん、と。

「節分天井、彼岸底」といいますが、ここでしっかり落ちておかないと、その格言通りになってしまう気がします。

5年分の日経225の一目均衡表 [マネー・買い物]

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5年分(月足)の日経225の一目均衡表で見てみると、18,000円から下に分厚い雲が垂れ込めているのはわかります。

支持線の矢印の先端は、今の時点で18,500円あたりを指しています。

一目均衡表の基準線(赤紫)は19,000円にあるように見えます。

この状況から判断すると、最悪の場合、18,000円まで落ちる可能性はあります。

とはいうものの、20,000円を割れるか割れないかくらいのところで暴落は収まるような気がします。

あまりに楽観的すぎるでしょうか。

正月に、ニトリの社長が2018年は不況になると予想していたらしいですが、いまのところ当たりそうです。

(ラジオNIKKEIを聞いていたら、在庫が増えてきているので、この株安は半年後に訪れる不況の先取りではないかとの話でした。実体経済も悪くなる可能性があります。)

一方、投資ストラテジストの武者陵司さんは日経平均は今年30,000円になると予想していました。

いつもそうですが、彼の予想はあまりに現実離れしており、素人以下に思われます。

武者さんばかりではないのですが、株式評論家たちの言うことはだいたいポジショントークなので、あまり参考にしないほうが良いと思います。



1000円安は予想通り [マネー・買い物]

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今朝方、ダウの下落率に合わせて日経225が「4.6%下落するとすれば、1043円安の21,639円になる」と予測しました。

本日の終値は、1071.84円安の21,610.24円(-4.73%)。

私の予想より29円下回りました。

本日の安値は、21,078.71円(13:48)。前日の終値22,682.08円から1603.37円安でした。一日に7%も下落したのですから、緊急事態です。

しかし、その安値を付けた直後から、600円近く切り返したのは、物語みたいです、なんとも面白いです。

実際、スーパーに買い物に行っていたので、見ていませんでしたが。

それはそうと、昨日と同様に、アメリカのダウの値下がり率より、日本株のほうが若干多いのが気になります。

いままた夜間取引でダウが下げているそうなので、世界同時株安は地球を3周する可能性が高いようです。アメリカが自分で株安を止めないと、日本には止める力はないのですから。

この世界同時株安は今週中には止まるでしょうが、それも一時的で、この後はけっこう軟調な展開が予想されます。

いまは、嵐が過ぎ去るのをじっと待って、そのあいだに、底値で拾えそうな優良な銘柄を探しておくのがよさそうです。

あまりに現実離れしていると思われるかもしれませんが、ダウの方は、20,000ドルあたりまで落ちないと、それまでは不安定な展開になる気がします。

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まだまだ下がってくれないと妙味がない。 [マネー・買い物]

ダウが暴落する1日前に、次男に、「これはお父さんの予言。いい? 覚えておいてね。これから大恐慌がやってくるんだよ」と話しておいた。大恐慌という表現はまだ当たっていないけれど、暴落は当たったようだ。息子は私を尊敬してくれるかなあ?

昨日、NYダウの下落率を日経の下落率が若干上回ったことが気になっていた。

案の定、前場、日経の下落率はダウの下落率を上回ってきている。

予想を超える5.26%もの下落率だ。すでに一時の高値から11%ほど下落している。

しかしながら、日経平均の3年分のチャートを見てみると、2万円を下回っても、大したことはないような気がしてきた。

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このチャートの大底である16000円あたりまで下がったら、さすがに怖いけれど、私みたいに下がりきったところで株を買おうと虎視眈々と待ち構えている貧乏投資家にとっては、まだまだ下がってくれないと妙味がない。

ただ、あまり下がってしまうと、うちの母親の投資信託の元金が大幅に減ってしまうので、気の毒だ。

だから、下がってもあまり嬉しがるわけにもいかない。


高値からすでに10%の下落ですよ! [マネー・買い物]

完全に「資産同時安」という話です。仮想通貨も株も金も下落しているんですからね。次は不動産バブルが弾けるのでしょう。

日経平均株価【998407】:国内指数 - Yahoo!ファイナンス

2018年1月23日につけた直近の高値は24,129.34円。

そこから15%の下落で、20,509.94円。

ということで、私は底値を20,500円と考えていたのですが、もっと下がるかもしれません。

20%の下落なら、19,303.47円。

22%の下落なら、18,820.88円。

アメリカの株式市場関係者は14%の下落を想定していると、テレビ東京の『モーサテ』で言っていましたが、その場合は20,751.23円です。

この瞬間は-1018.10円安の21,663.98円ですが、高値から2465.36円も下落しているので、すでに10.22%の下落です。

14%なんてもうすぐです。そんなに調整が早く終わるとは思えませんので、やはり20%近いの下落を考えておくほうがいいかもしれません。

ということは、20,000円割れですね。

今日のウォッチリストです。

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ダブルインバースを買っておけば今日は大儲けできましたね。日経平均がマイナスになると、2倍に上昇するのですから、高値からだと、1単位で4000円以上の儲けになっていました。

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機会損失!

今日は1000円ほど安くなるのかな。 [マネー・買い物]

昨夜23時頃、ちょっと気になってNYダウをチェックしてみたら、160ドルから200ドル程度の下落で推移していた。もう収束しちゃうのか、さすがにアメリカ株は強いなと感心していたら、今朝の『モーサテ』を見てびっくり。

1,175.21ドル安(4.6%)の2,4345.75ドルになっていた。一時は1,500ドル超の下落もあったという。

あいかわらず、NHKやその他の民放は扱いが軽い。自衛隊のヘリの「墜落」のほうが重要らしい。(なぜ米軍機が墜落しても「不時着」と言い換えて、自衛隊機の墜落は墜落とふつうに言うのか!)

結局のところ、今回の株安は、地球を一周して、いろんなマーケットが下落したので、「世界同時株安」と呼んでいいだろう。ヤフーの掲示板を見ていたら、昨日の時点で「世界同時株安」にはならないだろうとコメントを書いている人がいたが、あまりに楽天的だと思った。ファンダメンタルだけで株価は動くと思っていたら大間違いだ。

株式評論家の杉村富生さんは、「慌てるな、今が買い場だ」と意気がっているようだ。「押し目買いに徹するべし」と。言うにこと欠いて、オプトランまで推奨している。困ったものである。

わたしはオプトランの板を見ていて気づいたのだが、数日前、ほとんどの銘柄が上昇する中、唯一オプトランだけがストップ安を付けた。極めて怪しい。そのとき、大口の投資家、おそらくヘッジファンドが空売りを仕掛けて、大儲けしていたことを確信した。

このところの日経平均の下落は空売りのせいという情報が流れていた。ダウの急落も空売りであることは間違いない。金利が高くなったというのは、ひとつのきっかけであって、原因ではなく、原因は空売りであろう。

ヘッジファンドの空売りが収束するのは、まだだいぶ先のように思える。

『モーサテ』で、アメリカの市場関係者がダウは高値から14%下落することを予想していた。少なくともそのくらいは下がると思う。

これまでの株式市場の平均下落率は20%だったか22%だったかだそうだが、今回はそこまで行くかどうかわからないが、その可能性は大きいとわたしは思う。

空売り勢にとっては、今が稼ぎ時。まだまだ稼げる。ダウは20,000ドルくらいまで下がる気がする。日経は、20,500円が底だろう。今から2,000円分が吹き飛ぶのだ。

今日の日経平均は、1,000円前後の下落になると予想する。その根拠は、ダウの下落率にある。昨日の日経もダウの下落率にほぼ連動していたので、4.6%下落するとすれば、1043円安の21,639円になる計算だ。

当たるも八卦当たらぬも八卦。

一目均衡表でダウのチャートを見ると、このあと軽々と雲を下抜けそうだ。反発はなさそうである。

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日経のチャートでも、下に薄い雲があるが、反発があるほど厚みはないので、今日はさっと下抜けしそうである。

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リスク回避のために円買いが進んで、円高になると言われているけれど、こうして俯瞰してみると、ドル/円はレンジ相場を脱していない。

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