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発見と発明 [雑感・日記・趣味・カルチャー]

「古事記」も「源氏物語」も実は読解不能だった…日本語学の専門家が絶賛する「研究者・本居宣長」のすごさ 「係り結び」の法則がわかったから、読めるようになった | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

日本語からいろいろなものが消えてしまっていたことに本居宣長が気づいてくれたおかげで、ボンクラな現代人も古文を読むという幸福を味わえるのですね。


「水子供養」は1970年代に発明された、寺院の新たな「収入源」|日本の中絶|塚原久美 - 幻冬舎plus

田舎の墓地で、戦前の水子供養のお墓なんて見たこともありません。墓地自体、明治以降の発明なんだと思います。江戸時代は一般庶民の石造りのお墓なんてはほとんど残っていませんからね。相撲取りなどの有名人の墓はあるようですが、庶民が一人一人お墓なんか作っていたら日本全体が墓地になってしまっていますから、ありえないことです。これは皮肉な比喩ですけど、日本はもはや墓地そのものですね。老婆の屍を見せて商売しているだけ。その老婆もローマとは違って、ただのハリボテです。





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古くなった分譲マンションの最後がヤバい!寿命は何年?建替えはできるのか?【608】 [家・DIY・修理]



区分所有建物は、建て替えるとしても、住民の5分の4の同意を得なければいけないし、そもそも経済的な負担があまりに大きすぎる。結局、腐るまで住むしかない。そんなボロをつかまされたら地獄です。





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若いからといってデジタル・ネイティヴじゃないですよ! [コンピュータ・ネット・テレビ]

メディアに流布している通説に、「若い人はデジタル・ネイティヴだ」というものがあります。あれは大嘘です。

私が接している学生たちの中には幼い頃からパソコンやスマホをいじって育ってきた人もいるのかもしれません。しかしながら、実態は大きく異なっています。高校でも授業では少しは触ったことがあるのかもしれませんが、大学に入ってから初めてパソコンを買ってもらったような学生もいて、マウスを使わずにコピペをする方法すらわからない学生もいます。

仕方がないので、初回の授業では私がパソコンの先生になって、LMS(Learning Management System)の使い方を指導することがよくあります。その状態が数週間続いて、ようやくLMSを通じてまともにレポートを送れるようになるのです。ところが、今年は5月に入っても、いまだにWi-Fiがつながらないとか、Googleにログインできないとか、メールを受信できないとか、自分のメールアドレスを誤記入するとか、アポストロフィーをそれに似た記号に置き換えてしまうとかトラブルが続出し、Google Formsを使ったオンラインの小テストにもアクセスできず、仕方がないのでノートをビリビリとちぎってそこに殴り書きして提出するような学生がたくさんいます。Wi-Fiが使えない場合、タブレットやPCをスマホを使ってテザリングする方法もあるのですが、大多数はそれすらやろうとしません。できないから仕方がないと諦めてしまっているのです。

デジタル格差を感じるのは、男女の差はありません。率直に言って、偏差値の低い大学に多い傾向があるので、知性の問題なのかもしれません。(ここではその問題には深入りしません。)

世間では、若い人たちは生まれた時からパソコンがあるのだから、若ければ誰もが使えるはずだという偏見があります。それに対して、一部の若者は、オジサンはパソコンが使えない、エクセルも使えない、使い物にならない、と馬鹿にするのです。ところがどっこい、こっちとら、彼らが生まれるよりも10年近く前からパソコンを使っているのですよ。どっちが詳しいかなんて、火を見るより明らかです。

要するに、私が言いたいのは、若い人たちは一様にパソコンやスマホに詳しいというのは大嘘だということです。人には年齢に関わらず、得意不得意があるものです。年寄りでもプログラミングができる人もいますし、若い人でもスマホで電話をかけられない人すらいます。なんでも世代や年齢や性差で決めつけるのは間違っています。そういうことを言うと、「あなたはPC(Politically Correct)の人だから」なんて同僚に嫌味を言われるのですが、PCの何が悪いのか私にはわかりませんね。




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【注文住宅】住んで10年経っても大満足!プロが実際に建てた家を大公開!【ガレージ 設備】 [家・DIY・修理]



私も部屋中を塗り壁にしましたが、いいですよ。汚れると落ちませんけど、上から塗り直せばきれいになりますし、心なしかニオイもこもらなくなりました。

曲線を多用するのもいいですね。私もいずれ机を曲線にカットしようかな。道具を断捨離してしまったのが悔やまれます。



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趣味を愉しむ家づくり [家・DIY・修理]



家は寝に帰るところという認識しかない建築家、設計者がいまだに多いですね。だから、暮らしにくい、つまらない家になってしまうのです。

昔の農家だったら、雨の日も部屋の中で仕事ができるように三和土(たたき)があって、そこは同時に、客人を気軽に迎え入れることができる場として活用されてきました。昔の映画を見ると、みすぼらしい身なりの旅人が三和土の隅でいいので、一晩寝させてくれとお願いするシーンがありますが、いまどきに家では旅人を泊めるような余裕はありません。

その余裕の空間は、趣味のものを置いておく場として活用できると森下さんの会社の若手たちが気づいてしまったとのこと。彼らはが、その田舎の家やログハウスで有名なBESSの家をモデルにして、趣味を愉しむための家というのをコンセプトとしてモデルハウス作りをしているそうです。非常にいいアイデアだと思います。

私は昔から多趣味な人間でして、物を作ったり修理をしたりできるように、自分で本棚や机も作りました。使いにくい家なので、自分でいろんなところを手直ししています。机を長くすると、作業中のもののを置いておいても、空いたスペースで仕事の予習もできます。作業のたびに机の上をきれいにしなくても、次の作業にさっと移れるので便利です。

趣味が多いと、細々とした工具や道具が増えていくのですが、いずれはそういうものを整理整頓できる棚をクローゼットの中に設置したいと思っています。クローゼットは布団をしまうスペースのようにふつうの設計士は思い込んでいますが、いまどきの人間はベッドで寝ているのですから、布団なんかしまうスペースはいらないのです。そんな押し入れは湿気が溜まるだけでろくなことはありません。あのスペースは有効活用できるはずです。

建築家や設計士たちは、すっかり時代が変わってしまっているのに、寝に帰るだけの家というコンセプトだったり、寝具は敷布団という発想のまま家づくりをしています。それが家で仕事をするようになった現代人や、ライフワークバランスを重視する人たちにとって、家を住みにくいものにしているのでしょうね。

その点、趣味を愉しむことに焦点を当てた家づくりは、今の時代に合っていると思います。森下さんたちがどんな家を作るのか楽しみになってきました。




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スマホ病? [健康・メンタルヘルス]

「スマホ病」または「パソコン病」に悩まされている人が増えているというニュースがありました。姿勢が悪いせいでストレートネックになり、首が頭の重さを支えられなくなって、結果、体調不良を起こしているということのようです。気圧の変化、天候が変わるときに起きるので、気象病だと錯覚している人もいるようです。このニュースから導き出される「スマホ病」および「パソコン病」の原因はストレートネックです。

私が想像するに、以前は、本をたくさん読む人がストレートネックに悩まされることが多かったものの、症例数は多くはなかったので、「読書病」と呼んで、本を悪者にする人がいなかったのでしょう。ところが、昨今は、本を読む習慣のない人たちも、スマホやパソコンによって同じ姿勢をとるようになり、ストレートネックになっているんだと思われます。スマホやパソコンが悪いのであれば、論理的に考えれば、本も同様に敵視しなければいけません。

この病気の真犯人は、自分に姿勢に敏感ではないことや、体を動かさない習慣の方です。スマホやパソコンが犯人扱いされるのはおかしいのです。わざわざインチキくさい医者の診断を仰がなくても、そのくらいのことは自分の頭を使って考えればわかることです。逆にいうと、それほど「スマホ病」の患者は無知で、頭が使えなくなっているのでしょう。


それで思い出しましたが、私は周囲の人と会話するときに、ちょっと浮いていることに気づくことがあります。彼らのしたい話題は噂話や悪口など薄っぺらくて表面的なものなのですが、私はどうしても分析的な話のほうを好みます。それが何の役に立つのかを考えてしまうのです。他人の悪口を言うことで何かトラブルを解決できることはないので、それは直接相手に働きかけて根本的に解決する手段を選んだ方がいいと思います。対症療法ではなく、根本的な原因を見つけ出し、それにアタックするのが基本でしょう。そういう視点で見てしまうので、どうしても、悪口を言ってストレスを解消したいと思っている人とはズレが生じます。うちの妻は近所の人の悪口ばかり言っていますが、そういう人とは会話が弾みません。次男は法律を学び始めたので、法律や学問の話をしてくれます。そういうことになると、私も熱心に耳を傾けて質問したり、私の考えを伝えて、息子に意見をもらったりするので、話がいつまでも続いてしまいます。妻とは、すぐ話を切り上げて、書斎に逃げ込みたくなります。IQの違いなのかどうかわかりませんが、私の同僚たちとも考えが合わないことが多いので、なんだか不思議です。




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【日本一安い⁈】ピカールのエアコン添加剤投入//マニホールドゲージの使い方//DIY//ガスチャージ//カーエアコン [クルマ]



うちのXVにも潤滑オイルを入れてもいい時期なのかな。特にエアコンの効きが悪いとは感じませんが、買った時は4年落ちでしたが、今年は新車登録から5年目になるので、入れておいても良いかもしれません。

エアコンのアクチュエーターが頻繁にギコギコするのでディーラーで交換してもらったのですが、あの不快な音は不思議なことに聞こえなくなりました。冬場はうるさかったので、季節的なものなのかもしれません。あるいは、本当は聞こえているのかもしれませんが、私が気にならなくなったのかも。

気になると言えば、天井に当たる雨の音。昨日は大雨でしたが、信号待ちに天井にベコベコと大きな雨粒が当たる音が大きく感じました。音楽が聞こえなくなるほどの大きさではありませんが、やはり制振材と断熱材を貼っておけば、車内で静かに過ごせるのかもしれません。一度は材料を調べてAmazonで注文しよかうと思ったのですが、作業は1日がかりになりそうなので、面倒くさくなってしまって、今は保留状態です。天井を剥がして裏側に消臭スプレーを吹きかけておけば、染み込んでいる車特有の臭いも消せるかもしれません。断熱材の方もさっさとやっておいた方が、夏場のエアコンの効きも良くなるはずです。何より、断熱処理をしておけば、炎天下に停めておいたときの車内の温度が多少なりとも低くなると思います。






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古代ギリシャ研究家 藤村シシンが解説!「全然面白くない」と勘違いする西洋最古の文学『イリアス』 [資格・学び]



研究とエンタメの断絶をなくすというのは、私も意識していることです。

昨日、授業後に、ある学生から「授業、楽しかったです」と言われました。エンタメを意識した授業をしているので、それを評価してくれたようです。ふだん学生たちが意識していないことを意識できるようにするだけで、物の見方やスキルが大きく変わるということを伝えられるように心がけています。そういうのが楽しさの源泉なんだと思っています。

とはいえ、私ももう波平さんの年齢に近づいてきているので、エンタメ授業は疲れるんですよね。本当は隠居して庭いじりでもして余生を過ごしたいのですが、それだと数ヶ月でお金が尽きて死んでしまいますから、老体に鞭打って仕事をしています。









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