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25年前に住んでいたアパート [雑感・日記・趣味・カルチャー]

修士課程の2年間、私は青梅線沿線のある小さな町に住んでいました。大学院からは遠いのですが、とにかく目の前に山が見えるところ、自然が豊かなところに住みたいという欲求が抑えられなくなっていました。

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アパートは最寄りの駅から徒歩15分。目の前に大きな公園(野球場)があったので気に入りました。近所の子供達には方言があり、語尾に「だべ」が付くので、可愛らしく感じました。

アパートから20分ほど歩けば、多摩川の土手にたどり着きます。川崎の方とは違って、清流です。授業がない日は、川沿いの散策路を通って、ひと駅分歩くのが楽しみでした。御岳(みたけ)周辺もよく歩きました。なんだか、大学院生の頃からずっと暇なようです。

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地図で探してみると、そのアパートはすでに建て替えられていたことがわかりました。見覚えのない建物になっているので、はじめは気づきませんでした。昔は公団のアパートみたいな形でしたが、いまは現代風です。ただゴミ収集所の位置は同じです。

夏の夜中にパンツ一丁でゴミ捨てに行ったこともあります。早起きができず、夜に捨てないと収集時間に間に合わなかったのです。それほど安心して暮らせる場所でした。アパートの前に駐車場があります。建物が大きくなった分、駐車場は以前より狭くなったように見えます。

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ここは建て替えられて10年くらい経っているようです。

このアパートのことを思い出すと、当時付き合っていた女性を思い出して、悲しくなります。本当はその人と結婚するつもりでしたから。



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