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「老害」 [雑感・日記・趣味・カルチャー]

東京新聞・望月衣塑子さんを応援する謎の中学校二年生女子の実在が疑われる問題について(追記あり)(山本一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース

望月記者追放事件(!)をめぐって、中学生の女子がツイッターで官邸批判をしたということで、このやまもといちろうという御仁は、母親との二人羽織なんじゃないかと言い続けているようですね。

数年前、アメリカでは、悲惨な銃撃事件の後、学校の生徒達が大勢集まって、銃規制を訴える運動をしたのを記憶されていると思いますが、あのとき、あそこで伝説的なスピーチをした女の子は、きっと親にそそのかされてそんな運動をしたのではないかなんて、誰も思いませんでしたよね。

子どもたちには、「いまの世の中はおかしい」と声を上げる権利はないというのなら、それは完全に間違った考えです。子供には政治に首を突っ込む権利がないというのなら、日本は民主主義国家ではないということです。大人には絶対服従せよというのなら、子供には人権がないということです。それは憲法違反です。我々日本人が共有している考えに反します。「非国民」です。

日本の民主主義を守るためには、社会全体で、アサーティヴ(assertive)な人間を育てる必要があります。間違っていることは間違っていると訴え、改善を求める人間を一人でも多く育てる教育は、18歳になる前から行わないといけません。その教育が不十分だからこそ、いまだにやまもといちろうみたいな時代錯誤な発想の人が幅を利かすのです。

「子供は黙ってろ」などと言うような封建的な大人になってはいけません。

そんなつまらない意見を文字にして小銭を稼ぐ暇があったら、この問題に子どもたちと一緒に正解を出す努力をするのが大人の務めでしょう。ちゃんと、勉強しましょうね。

「おまえら子供はな、大人に対して何を言っても無駄なんだよ。考えるだけ無駄。黙って従ってろ!」と、子どもたちのやる気を削ぐようなことをして、子供にマウンティングする大人はまさに「老害」です。

こういう愚かな大人を少しでも民主化教育していかないと、世の中は明るくなりませんね。