SSブログ

『アイ・アム・サム』(2001年) [映画]





アイ・アム・サム - Wikipedia

陳腐な表現ですが、親子であることや家族であることというのは何を意味しているのかや、社会正義の名を借りた冷徹な差別や偏見について深く考えさせられる作品です。これは傑作と言って間違いありません。娘に対するサムの純粋な愛情によって、周りの人たちの考え方・生き方が大きく変化していくところが見どころです。

ビートルズ好きは絶対に見てほしい作品です。というか、すでに観ているはずですけど。私はこれで3回目です。主人公のサム(ショーン・ペン)がビートルズ・マニアで、ストーリーに合うようにセリフの中でビートルズの歌詞が効果的に使われているのがポイントです。脚本家の能力の高さに驚かされます。つい最近の映画だと思っていたら、もう20年も前のものなんですね。サムは知的障害者ということなので、作品の中で使われている英語は日本人にはすごくわかりやすいです。英語の勉強もいいと思いますよ。でも、これは英語の授業では使えません。ずっと泣きっぱなしになってしまいそうです。


スターバックスコーヒーに務めるサムが店で教わった接客方針として、"Be friendly but not familiar"(この表現は正確ではないかもしれませんが、こういう主旨)というのが出てくるのですが、印象に残りました。これって、接客に限らず、人間関係全般に当てはまりますよね。


共通テーマ:映画