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とにかく自分の世界は100%自分が創り出したんだって認識するだけで、変わる人はどんどん変わります! [健康・メンタルヘルス]



ごちゃごちゃ言っていますけど、とどのつまりは、自分が見ている世界はバーチャルなものであるという「メタ認識」を持つことで楽に幸せになれると言うことですね。メタ認知を持つと、自分を客観視できるので、精神を病まないのです。自分自身の相対的位置を把握できるので中心軸が狂わないのです。

実際のところ、リアルなものは人間には把握できないからこそ、禅仏教では、それをすべて掴んだ状態であるいわゆる「悟り」を目指すわけです。もちろん、ふつうの人には悟りなんか死んでも開けません。せいぜい「マインドフルネス」という薄っぺらい感覚を錯覚できる程度です。

リアリティを掴んだと思った瞬間に、自分の手をすり抜けていきます。それがリアリティです。リアリティとバーチャルリアリティー存在しないし、人間はパースペクティヴの世界の虜囚ですから、神の視点から世界全体を俯瞰することは不可能です。

しかしながら、そういう人間の限界や愚かさを理解し、諦めることができれば、むだなことに時間を費やす必要がなくなるのです。「人間というのはそういう生き物です。世の中はそういうものです」とさっぱりとした気持ちで受け入れることができるのです。それができれば、メンタリティーを病んだり、考えることを止めることはなくなります。

人が考えている状態というのは、脳の思考回路の構成要素である「歯車」がすべて噛み合った状態です。歯車には潤滑油が差してあって、滑らかに回転している状態です。歯はひとつたりとも欠けてはいません。そういう機械が故障すると、思考することを止(や)めてしまいます。それが病(や)んだ状態です。「病む」というのは「止む」ことに通じます。病という漢字の語源は、動けなくなって、寝台の上に寝ている状態を表しています。漢字は象形文字ですからね。

ちなみに、病気を表す英語であるdiseaseについて考えておきます。この単語の語源はdis(分離)とease(安楽)ですから、安楽な状態ではなくなってしまっているということです。停止状態という意味は含まれていないように思えます。しかし、easeの語源は「(束縛からの)自由・快適」なので、自由がきかない状態を指しているわけで、畢竟、「病」の停止状態に通じます。この停止状態から抜け出すための手段は「メタ認知」しかありません。映画の『トルーマン・ショー』を想像すればわかりますが、我々はあのような世界に閉じ込められていると気づいた時に、ようやく束縛から解放され、楽になれるのです。それこしが幸せな状態です。「メタ認知」の重要性を認識してもらえたでしょうか。
















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