SSブログ

Elvis Presley - That's All Right ('68 Comeback Special 50th Anniversary HD Remaster) [音楽・楽器]



これはアメリカのNBC製作の番組で、1968年にエルヴィス・プレスリーが芸能界に復帰した時に行われたスタジオライブコンサートの一部である。1990年代の初期だったと思うが、堺正章の司会でNHKで(再)放送されたことがある。私はその番組を録画し、後年そのビデオテープをデジタル化した。いまもなお私の部屋のどこかに保管されてあるはずなのだけれど、もう何年も見つからない。見つかっても映像が悪くて、見られたものではないだろう。だから、その一部であっても、YouTubeで見られるというのはありがたい。しかも、デジタルリマスターで見られるのだから、素晴らしい。

どの曲だったか忘れたが、このライブの模様を授業で見せて、学生たちにエルヴィスについて語ったことを思い出した。20年以上前の話であるが。

私はその頃からずっと英語の時間は英語を教えるものだという認識がなく、英語で表現されているものの内容を教えるものだと思っている。だから、そんな授業ばかりしてきた。要するに、英語の授業を国語の授業と同じやり方で行っているということだ。

大学生の中には、大学の授業は高校の授業の延長だと思いこんでいて、私のことを変な教師だと思う人もいるらしい。大学の先生の中にも、英語の授業は英語を教えるところだと思っている人もいる。単語や表現や発音を覚え、速読ができるようになって、TOEICのスコアを上げることが目的と考えているのだ。それでは受験勉強と何ら変わりがないではないか。楽しくないだけではなく。知性の欠片もない。知性のある大学生に教師が教えこむことではないだろう。その程度のことは、自分ひとりでできるようになっているからこそ、大学に入れたのではないのか。

私の考えは古いのだろうか。


共通テーマ:音楽