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嫌いな人からのオプトアウト [雑感・日記・趣味・カルチャー]

オプトアウト - Wikipedia

opt out = to decide not to take part in an official system, especially one that has not started yet


オプトアウトという言葉は、英語では昔から使われているようです。簡単に言えば、何かに参加しないという意味で、具体的には、メールなどを通じて特定の企業から情報が提供されることを拒否することを指しているとのこと。

私は、これをインターネットやテレビにも拡大してほしいと思うことがあります。私は松本人志やホリエモンが大嫌いで、彼らの顔を見るだけで、気分が悪くなります。むろん、彼ら(について)の記事も読みたくないので、私が見ている世界から彼らを完全に消去してほしいのです。自分を不愉快にする情報が最初から存在していないことになっていれば、人間は平穏無事に日々暮らすことができる気がします。

しかし、不愉快で有害な情報を自分の世界からオプトアウトすることには、大きな問題があります。自分が見たくないものを見ないために受信拒否すれば、重要な情報かもしれないものを知る機会を失う可能性があるのです。友人や知人などを経由して入ってくることはあるかもしれませんが、コミュニケーションが不得手な人間は、情報から隔絶してしまいます。たとえば、安倍晋三や麻生太郎の顔が見たくないからと言って、安倍晋三や麻生太郎関連のニュースを受信拒否すれば、悪党たちによって日本の政治が破壊されつつある状況を知る術(すべ)を失います。それは民主主義社会の維持発展を阻害することになり、非常に危険な行為です。

何をオプトアウトし、何をオプトアウトしてはいけないかの判断はきわめて難しいことです。もし有害情報を見ないようにしたければ、ひとまずはインターネットやテレビなどのメディアそのものから距離を置くしかないのかもしれません。しかし、それが社会の発展にとっては良いことではないでしょう。心の底から嫌いなのですが、松本人志もホリエモンも安倍晋三も麻生太郎も、私の存在している世界の背景に据えておく必要があるようです。私にとっては、彼らはショウジョウバエみたいな存在にすぎませんが、邪魔くさい存在ですね。