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私のあおり運転の思い出 [クルマ]

煽られたら「まず譲る」 あおり運転の遭遇時に絶対にやってはいけないこととは(くるまのニュース) - Yahoo!ニュース

正直に告白しますと、実は、わたくし、若い頃に、高速道路で煽ったことがあります。真夏の出来事です。

よくあることかもしれませんが、追い越し車線を走行車線よりも若干速いスピードで走っていたら、それを上回る猛スピードで後ろから車が接近してきました。つまり、煽られたわけです。その車は私の車に急接近して、パッシングをしました。「オラオラ、ドケドケ! クソ野郎」という声が聞こえるようでした。非常に不快な思いをしながらも譲ろうとすると、その車は左からものすごいスピードですり抜けていきました。その瞬間、私はキレたのです。心の中に尋常ではない怒りが瞬間的に沸騰したのです。「あいつ、ぶっ殺してやる!」

私はすぐに私を追い越していった車のすぐに後ろにピタリとつけました。つまり煽り返したのです。そして、その車を上回る速度で、横をすり抜けて追い越しました。自分でも、非常に危険だと感じましたが、その衝動は抑えきれませんでした。

夏の暑苦しさに対する怒りだったのかもしれません。アルベール・カミュの『異邦人』の主人公ムルソーは太陽の眩しさのせいでアラブ人を射殺するのですが、私もまたムルソーと同じ衝動に駆られたのかもしれません。

しかし、ムルソーとは違って、私はすぐに怒りが冷めて、平常モードに戻りました。競い合った相手の車もその後は冷静な走り方に戻りました。

若い頃というのは、そういうバカバカしいことをしてしまうこともあるものです。もちろん、してはいけませんが。

逆に、今は、煽られてもすぐに譲ります。なるべく制限速度を超えないように走っているので、煽られまくりです。警察に捕まったり、事故を起こすよりはましかと思って、リアヴューミラー(ルームミラー)の角度を変えて、後続車が見えないようにして、運転しています。後ろを見てしまうから、煽られているように感じるだけで、見なければ気にすることもありません。

高速道路では早い後続車に道を譲るべきでしょうけど、都市の一般道では、どうせ自分を追い抜いていった車も次の信号で停まることが多いのですから、気にすることはありません。煽られても気にしないようにするトレーニングが必要かもしれません。

急停止して、オカマを掘られても、それはオカマを掘った側の責任になるので、古い車で買い替えたい場合は、「掘りたければ、どうぞ私のオカマを掘ってくださいな」という気持ちで走るのも良いかもしれません。


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