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千曲川と阿武隈川の共通点 [雑感・日記・趣味・カルチャー]

前回の台風19号で氾濫した千曲川と阿武隈川には共通点があります。

それは名前に「くま」が含まれていることです。

「くま」は動物の「熊」ではなく、「隈」のことでしょう。

「隈」を漢和辞典で調べてみると、「すみ。山や水辺がはいりこんで奥まった所。」とあります。

そういうカーブがたくさんあるような川は、当然、氾濫の危険性が高くなります。

千曲川は、文字通り、「くま」がたくさんある、くねくねした川という意味であることは明らかです。

阿武隈川も同様です。おそらく、「熊」とも「あぶく」とも関係ないでしょう。

「阿」を漢和辞典で調べてみると、「おか。かぎ形になったおか。おかのはざま。」「くま。山や川の曲がって入りこんだ所。」とあります。「武」は「たけだけしい。荒くて勇ましい。力で相手をおさえる行いや気持ち。」だそうです。まさに危険な香りがする名前です。

昨日もまた低気圧の影響で、福島県や千葉県の一部で洪水や冠水がありました。今年は水害の当たり年になってしまいましたね。

土地などの名前から、そこが危険な場所なのかどうかを判断することは、近頃はできなくなりましたが、昔の地図や文献を紐解いて、漢和辞典で調べてみると、多くのことが学べると思います。



続々と水没動画が上がってきていますね。こういう災害はもはや他人事ではなくなりましたね。