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大学教員を悩ませる「オンライン講義中の学生の部屋が丸見え」問題 | マネーポストWEB [資格・学び]

大学教員を悩ませる「オンライン講義中の学生の部屋が丸見え」問題 | マネーポストWEB

zoomやGoogle Meetなどを使ったリアルタイムのオンライン授業で、学生の顔をモニターに表示させるべきか否かが教員の間でときどき問題になります。中には学生に対して「顔を出せ!」と口を酸っぱくして言う教員もいます。それでも学生は無視してカメラをオフのままにしていることが多いと言って怒り心頭に発している教員もいます。一方、私は自分自身の顔さえ表示しないようにし、画面には教材のみを映してラジオ感覚でゆるーく授業をしています。それで何の問題もありません。最近は答えは返ってこないのに、ベテランのラジオパーソナリティーのようにリスナーに話しかけている感じを演出できるようになりました。

むしろ顔を出さないほうが、英文を読むことに集中できる気がします。私は近眼で老眼なので、対面授業でもあまり学生の方を見ないまま授業をしています。実際、教室の真ん中から向こうは顔がまったく見えないのです。見ても全員マスクをしているので、顔を見る意味があるのかわかりません。あえて教科書から顔を上げて、学生の顔を見ながら話しかけるときは、よほど重要な話をしているときくらいです。

私がオンライン授業で自分の顔を映さないのは、自分の顔を見ながら話すと集中できないということもあります。また、見られていると妙に緊張してしまうからです。さらに、カメラで自分を映すと、自分の後ろに乱れたベッドが映ってしまうのが、はずかしいのです。服だって、スーツなんか着るはずもなく、ほとんどパジャマか下着姿みたいなものですから、他人には見せられません。

ならば、パソコンの角度を変えればいいだろうと言われるかも知れませんが、それでも見せたくないものが映ってしまいます。楽器とかアンプとか水槽とか。さらに机に対して斜めに座ることになると非常に授業がやりにくくなります。腰にも悪いでしょう。

世の中には、背景が白い壁しかないような大きな家に住んでいる人ばかりではないのです。うさぎ小屋のような日本家屋ではそんなことは無理な場合が多いと思います。

さらに食い下がって、背景は別の写真を当てはめればいいんだという人もいます。私のMacBookは5年前のもので、スペックが低いので、残念ながらそんな芸当はできません。すべての人が高スペックのパソコンを持っているわけではないし、ネット回線の太さの問題もあるのですから、教員も文句ばっかり言っていないので、なるべくいろんなところに負担をかけないように配慮すべきです。

zoomで顔を出せと言い張る教員は、テレビ世代なんじゃないですか。私もテレビ世代ではありますが、ラジオを聴いていた時間のほうがはるかに長いので、こういうスタイルに慣れています。YouTubeだって最近は動画と言っても、音声だけの配信もあるようです。いろんなやり方があることを認めてほしいものです。

今日のノルマは1クラス分の課題を読んで成績をつけること。34人中3人が片付いたところです。内容が面白いとさらっと読んで簡単に成績をつけられるのですが、文法的な間違いが多かったり、何を行っているのかわからず、引っかかってばかりいると、何点にしたらいいのか悩んでなかなか進みません。


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