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正月は嫌ですね [雑感・日記・趣味・カルチャー]

大安・仏滅などの六曜の意味を知ってる?過去に政府が廃止しようとしたこともあるらしい! | FUNDO

当たり前でしょうけど、私は占いや神頼みはいっさい信じません。特に、「六曜(ろくよう)」は迷惑なものとして捉えています。

葬式のときには「友引」を避けるとか、結婚式には「仏滅」を避けるとか、そういう慣習には馴染めません。昔、ディーラーから新車を購入したとき(2回だけですけど)、いずれも「納車日は仏滅を避けましょうか」と聞かれました。よくわかりませんので(私が普段使っているカレンダーにはそんなことは記載れていませんから!)、「そちらの都合の良い日にしてください」と申し出たら、仏滅ではない日にするために、納車日を遅らされました。縁起など私にはどうでもよいことですが、ディーラーにとっては重要だったらしいのです。

私の父親も日頃やたらと六曜を気にしていて、慶弔のたびに友引だの仏滅だの言い出すので、うんざりしていました。私の同僚にも六曜を気にする人がいます。父親の影響だそうです。

うんざりするといえば、初詣です。なぜ初詣に行かなければいいけないのか、これも私には理解できません。神様にお願いするくらいなら、わざわざ神社に出向かなくてもいいでしょう。その場でお願いしておけばいいはずです。神様が10円や100円でお願いを聞いてくれると考えるのは、あまりに虫が良すぎます。もし神様にお願いをするのなら、少なくとも1億円くらいお賽銭を賽銭箱にドーンと放り込むべきですよ。

そもそも神社に祀られている神様というのは、日本列島に朝鮮の方からやってきて、日本を統治した人たちの先祖と言われています。そんな彼らにお願いしても、なにか良いことが起きると考えること自体が、理屈に合いません。いまは科学の時代ですよ。初詣に行くと良いことがあるということが統計的に証明できるのでしょうか。そんな説明をただの一度も聞いたことがありません。

私の妻はオカルトにこだわりがあるらしく、あそこの神社はご利益がなかったから、今度はあっちの神社に行ってくるとかよく言います。魔除けだかなんだか知りませんけど、クローゼットの中に小皿に塩を持ったものを置いたり、バカみたいなことをします。神社仏閣に行くたびに、お守りや御札も必ず買います。

妻は、今度の正月はパートで忙しいので、初詣に遠くへは行けないから、近所の大宮氷川神社に元日の朝(元旦)に行くんだと張り切っています。駐車場に入ることもままならないくらいに混雑していることは目に見えていますので、私はついていかないつもりです。

これまで私は家族でドライブや日帰り温泉、そして食事を楽しめるからという理由で、妻を騙して遠く(秩父など)の神社やお寺に3が日を過ぎてから初詣に行っていました。しかし、純粋に神社に行くというのなら、興味がありません。昔、成田山に連れて行かれたときは、寒さと人混みで本当にイライラが募りました。体がまったく動かせないくらいに参拝客で溢れかえり、歩幅が5センチくらいののろのろ歩きを強いられたときには怒りが爆発しそうになりました。あれ以来、成田山には一度も行っていません。行った結果、ご利益はありませんでした。ご利益の定義にもよりますが、収入が増えることもありませんでした。

現在のスタイルの初詣は、成田山新勝寺が始めたという話があります。京成電鉄に利用客を呼び込もうというプロモーションだったそうです。それが真実なら、今のスタイルの初詣は歴史が浅いです。ちなみに、江戸時代は、自宅の神棚にお祈りを捧げるだけだったそうです。

そういうわけで、時間とお金の無駄ですので、私は初詣には行かないつもりです。混雑が大嫌いなのに、好き好んで渋滞にハマりたくありません。ふだんの通勤ラッシュで相当に懲りています。お正月くらい、家で静かに過ごしたいものです。

今日は妻が日帰りで実家に子どもたちを連れて帰省します。正月用ののし餅を2枚とお年玉をもらってくるそうです。私は妻の父親が苦手なので、ついて行きません。家で楽器の練習でもしています。

正月といえば、おせち料理も苦手です。ウェブの記事で、いまどきはおせち料理を用意する家庭が減っているそうです。良い傾向だと思います。我が家も妻が食べたいもの(栗きんとん、だし巻き、黒豆、ごまめ、ロースハム)だけ買ってきて、あとはお雑煮を作るだけで済ましています。私も一応付き合いで食べますけど、糖尿病ですから、糖質だけを食べ続けることは不可能です。結局、お餅は食べずに、何もなければ、自分で作った全粒粉やライ麦パンとソーセージや卵だけで済ましています。ふだんと何の変わりのない生活を送っています。

正月といえば、帰省。しかし、実家に帰省すると(妻の親の家でも、私の親の家でも)、苦手なおせち料理があるので、私は正月には帰らないことにしています。ほんと、あれば食べるものがないんですよね。おせち料理というのは、主婦が家事をしないためのものだと言われているそうですが、以前、職場の同僚たちの前で「実はおせち料理が嫌いなんです」と公言したときに、「主婦に正月も働かせるつもりか!」と年長者に怒られたことがあります。その方は正月はただひたすらこたつに入って飲み食いしてだらだらテレビを見ることが好きなタイプなので、そういう古い考えを持ち続けているのでしょうけど、我が家にはこたつはないし、見たいテレビ番組もないし、古い世代の人たちと同じようなスタイルの正月を過ごしたくないのです。私は、受験を控える中3の頃から、正月が嫌いになりました。あれから35年。いまだにその考えは変わっていません。当時の私は、「このクソ忙しいときに、親戚回りなんかなんでしなければいけないのか、まったく冗談じゃないぜ」とぶつぶつ文句を言っていました。

こういうことを言うと、「お前は大人ではない」と偉ぶる人がいます。そういう人と私では大人の定義が違のでしょう。忘年会や新年会に付き合って、酒を飲んでタバコを吸って、その後は麻雀をして、というのが、彼らの大人の定義だとしたら、私の定義とはまったく違います。私の父親もまたそういう定義でしたので、若い頃は父親とは話が合いませんでした。今は、父親のほうが折れましたけどね。