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【LEC司法書士】<森山クラスの皆さんへ>記述式問題の配点変更を受けて 森山講師からのメッセージ [司法書士]



やるべき勉強の中身は何も変わらない。まずは、択一の知識をしっかり身につけること。択一での上乗せが有効ではなくなり、その分記述の重要性が高まるので、記述を完璧に練習すること。






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ヒトラーのユダヤ人虐殺もここから始まった…「世界は公正、努力は必ず報われる」という思想が危険である理由 「不幸な人は理由があって痛い目に遭っている」と考えるようになる | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン) [雑感・日記・趣味・カルチャー]

ヒトラーのユダヤ人虐殺もここから始まった…「世界は公正、努力は必ず報われる」という思想が危険である理由 「不幸な人は理由があって痛い目に遭っている」と考えるようになる | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

「努力は必ず報われる。叶うまで努力しないから努力が報われないのだ」と不適切な発言をする人がいます。学校で勉強してこなかったけれども、たまたま成功したスポーツ選手に多いようです。山口周さんによれば、彼らはユダヤ人虐殺を行ったヒトラーと同じ誤謬に陥っているとのことです。

その誤謬というのは、メルヴィン・ラーナーの唱えた「世界公正仮説」です。この有名な仮説は、世界は公正でなければならないという思い込みなのですが、その泥沼にはまると、逆に自分の努力に報いない現実世界に対する見当違いな逆恨みを抱くようになり、果てはヒトラーのように無垢なユダヤ人を絶滅する計画を立て、世界を震撼させるテロリズムを行うこともあるのです。これは左翼思想より遥かに危険な思想です。

返す刀で、山口さんは、ユダヤ人の著述家マルコム・グラッドウェルの「1万時間の法則」もバッサリ。溜飲が下がる思いです。誰でも1万時間練習したり、学習すれば一流になれるという単純な主張なのですが、実はそれを裏付ける根拠は何もありません。因果関係や複雑系を理解できないほど、遺伝的素質や環境の影響を克服できない人たちは、誰でも一流になれるという単純な主張によだれを垂らして食いつきます。

実のところ、不公正なこの世の中は、99.9%以上の努力が報われない人で構成されています。だから、カモはいくらでもいます。日本人は英語ができないと何十年もの間、世界から馬鹿にされ続けています。その無神経な嘲笑に対して批判を加えるどころか、自虐的になる日本人の数があまりに増えています。そんな日本人は英語ビジネス業界にとっては本当においしいカモなのです。

以前、頭の悪いネイティヴ・スピーカーが書いた本を読んで私は腰を抜かしました。英語ができるようになるためには、我々と同じように、英語で考えることが重要だと主張します。彼の書いた本を焼き直したようなクズ本はいまだに出版され続けています。また、文科省も中高の教員に英語の授業は英語のみで授業をするように強制しています。

頭の単純な彼らの発想はこういうことです。英語を日本語を使って教えるからできるようにならない。英語ができるようになるためには英語は英語で教えることだ。この無根拠な信憑はあと何年続くのかわかりませんが、お笑い芸人にとっては格好のネタにすぎません。たとえば、中国語やスペイン語などを学ぶときに、母語を介さず、ターゲット言語のみで教えてもらえば短期でできるようになると思う人はどのくらいいるのでしょうか。そういう考えはたいへん面白く、珍しい発想です。ひたすら南無阿弥陀仏とか、南無妙法蓮華経とかいう念仏を唱えていれば、極楽浄土に行けるという発想に馴染んだ国民には受け入れやすい考えなのかもしれませんが、物事を深く考えることに慣れた人にとっては、受け入れがたい発想です。

要するに私が言いたいのは、実存主義の哲学者ジャン・ポール・サルトルや『異邦人』や『ペスト』を書いたアルベール・カミュが唱えたように、この世は不条理だということです。単純な頭の人が思いつくような単純な法則ではできていないのです。そんな単純なことすら理解できない単純な頭の人は沈黙を貫いていたほうが賢く見えると思います。













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