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弥生時代のような高床式の生活をするのが良いのかも [雑感・日記・趣味・カルチャー]

台風19号(Hagibis)による洪水の被害を見ていると、どうして人間は1階を居住スペースにすることを好むのか不思議に思うようになりました。洪水や浸水がありそうな地域に住むのなら、1階部分に被害を受ける可能性が高いのですから、1階を居住スペースにすることを止めたほうがいいと思います。

1階を居住スペースにしないというのは、1階は鉄骨だけにしておいて、その上に建物を建てるという意味です。1階部分が鉄骨だけのスカスカの構造なら2m位までの洪水なら被害を最小限に留めることができます。1階をクルマを停める場所にするにしても、被害を受けるのはクルマだけです。後始末が面倒なのは床を濡らすことですから、後始末を楽にすることが可能です。クルマだけなら廃棄するのは簡単ですし、さほどお金もかかりません。むしろ、水没車を買い取ってくれる会社もあるくらいです。

ちなみに私の実家の半分はその構造になっています。私が生まれた頃は小さな平屋でしたが、家族が増えるにつれて、建て増しをしていきました。父親は駐車スペースのところに鉄骨で枠を作り、そこを駐車スペースにし、その上に部屋を建てています。かつては両親の寝室でしたが、いまは父親の部屋になっています。そこは東日本大震災でもびくともしませんでした。うちの実家はかなりの高台にあるので、津波に襲われるようなことは絶対にないのですけどね。

弥生時代の高床式住居を鉄骨で作れば、多少の洪水や地震でもびくともしない家が作れるはずです。自然災害の発生が増えているように思える日本では、縄文時代のような地面に接した生活は難しくなりつつあると思います。特に、住宅地の場合は(商業地区は別として)、1階部分を居住スペースにすることにこだわらないほうがいいと思います。