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長男と二人で、一人暮らしの義父の様子を見に行ってきました [雑感・日記・趣味・カルチャー]

長男と二人で、一人暮らしの義父のところに行ってきました。長男の冷蔵庫と洗濯機を取りに行くことがメインの目的でした。大学1年から2年の夏までアパートを借りていたので、そこで使っていたものです。私の家には置く場所がなかったので、しばらく預かってもらっていました。5月から長男は北陸地方で一人暮らしを始めるので、そこに持っていく予定です。

今回は、長男に祖父にお別れの挨拶をさせることも目的でした。もしかしたら、もう2度と会えないかもしれませんから。

とはいうものの、義父は孫のことを認識できませんでした。「あなた、誰?」状態です。私のことは名前を含めてしっかりわかってもらえているのですが、自分のことを認識してもらえない長男のほうはさぞかしショックだったと思います。

義父は同じ話を何度も何度も繰り返すので、完全な認知症です。5年くらい前までは同じ話を3回繰り返すところで収まったのですが、今はこちらから止めない限り延々と同じ話が続きます。自分から「俺は頭がおかしくなった」とか「いつまで生きられるかわからない」とか「自分一人では生活できないから、介護施設のようなところに入りたい」とか言っていました。

「介護施設に入りたい」という言質を取ったので、さっそく家に帰って、妻にその旨を報告し、妻は妹や母親に連絡し、義父を介護施設に入れるという方向で進めていくことになりました。

自分ひとりで生活できない老人を放置しておくのは虐待に思えます。ヘルパーさんに来てもらっているそうですが、それだって週に2回です。ヨタヨタしながら電動自転車をこいで自分でスーパーに買い物に行っているようですが、80歳を過ぎた老人ですから、それだって危険です。もう限界でしょう。

恥ずかしい話ですが、数日前に警察にお縄になったと話していました。庭でゴミを燃やしたら、近所の人に通報されて、警察に連行され、取り調べを受け、家に戻されたそうです。あまりにショックだったようです。「いつがゴミの日だかわからないので、ゴミが捨てられないんだよ。だから庭で燃やしたんだよ」と話していました。私はすぐに市のゴミカレンダーをスマホで調べて、カレンダーにゴミ出しのスケジュールを書き込んでおきました。

義父は数か月前まで朝から晩までビールや焼酎を飲んでベロベロになっていたのですが、今日は素面(しらふ)でした。3週間前に行った時と同じで、玄関にはビールが山積みになっていました。ぜんぜん口を付けていないようです。カレンダーには、週1回だけですが、「飲むな」と書いてありました。自分で書いたようです。少しは反省したのかもしれません。その代わり、ヘビースモーカーがチェーンスモーカーになっていました。

3週間前に行ったときに、2か所のトイレのライトが切れているのがわかったので、うちで使っていなかったLED電球を持って行って交換してきました。ヘルパーさんに暗くてトイレ掃除ができないと言われたそうですが、「電球なんて買ったことがないから、どうしたらいいかわからねーんだ。買い物もしたことがないからわからない」と言っていました。たしかに昔から電球一つ自分で交換できるような人ではなかったので、仕方がありません。

義父は、「孫(うちの息子たちのいずれか)にこの家を譲るんだ。150坪もあるから、土地代だけで5000万だぞ」と言っていました。おそらくそんな価値はないでしょう。「法律的には、いきなり孫に相続させるのは難しいと思いますよ」とだけ返事しておきました。

用事を済ませて帰ろうとしたら、うちのクルマを見て、「きれいにしてるじゃん」なんていうので、「14年も乗っているんですから、ボロボロですよ。エアコンも効かないんですよ」と返したら、「えー、じゃあ、俺が100万やるから、それでクルマを買え」なんて嬉しいことを言ってくれました。もちろん丁重にお断りしました。そのお金は介護施設に入居するときに使うことになると思います。私が口約束で認知症の義父から100万円ももらえるわけがありません。

またそのうち暇になったら、うちの妻と一緒に様子を見に行ってきます。2階の二部屋にうずたかく積みあがったゴミの山も片付けなくちゃいけませんし、風呂場もきれいにしてやりたいし、壊れた台所の換気扇や風呂場の換気扇も直してやりたいし。

義父が介護施設に入ったら、義母が家に戻ってきて一人暮らしを始めるそうです。

義父は、義母は癌でヨボヨボになっていると話していましたが、それは義妹がついた嘘を信じているだけです。本当はピンピンしています。

他にも義父といろいろ話したのですが、「あんたんとこの親はピンピンしているか?」と聞かれたので、「頭もしっかりしてますよ」と答えておきました。「そりゃ、立派だ。俺なんか頭が狂っちゃったからな」。年を取るのは辛いものがありますね。義父がこのような状態になっているのは、家族にさんざん迷惑をかけてきたし、暴力を振るってきたからで、自業自得なのですが、でも、男として同情してしまうところがあります。血はつながっていませんけど、最期まで私もちゃんと義父の面倒をみなきゃ、なんて思っています。いろいろ世話になってきていますから、不義理はできません。



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エアコンが全く効かなくなったのはなぜ? [クルマ]



ネタばれですが、昔の動画ですからいいでしょう。ネズミに配線をかじられたという珍しいケースです。そこにたどり着くまでの推理が見所ですね。

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感情を切り離す、マインドフルネスを解説 #早稲田メンタルクリニック #精神科医 #益田裕介 [健康・メンタルヘルス]




人間はデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)の状態とマインドフルネスの状態を交互に繰り返しており、そのバランスが崩れると脳が疲労してしまうというお話です。

デフォルト・モード・ネットワークDMNというのは、デフォルトというくらいですから、何もせずぼーっとしている状態なのですが、それなのにあれこれと勝手に頭の中で考え出すという状態です。考えたくもないのに、自分の意志とは無関係に、いろいろ思い出したり、心配したりするものです。そうすることで、人間は頭の中の記憶を整理しているそうで、寝ている間に見る夢も同じ作業をしています。「断捨離」とか「整理整頓」によって、不要なものは記憶から排除し、必要なものはいつでも使えるようにするわけです。学習というのはそういう作業です。だから、DMNは必要な作業なのですが、それをずっとやっていると疲れてしまいます。

それを防ぐのがマインドフルネス瞑想です。集中する対象を決め、それ以外のことは意識から除外するというものです。過去や未来ではなく現在に、または自分の呼吸に集中するのが一般的なものです。テスト勉強に集中するのもマインドフルネスです。しかし、その作業も膨大なエネルギーが必要になるため、長時間やっていると脳が疲れてしまいます。

脳疲労によってうつ状態が発生することがありますが、それを予防するためには、意識的にDMNとマインドフルネスを入れ替える必要があります。使用する脳の分野が違うため、それらを交互に休めることができるわけです。この行為を容易にできる人は気持ちの切り替えが早い人です。しかし、世の中にはそれができない人のほうが多いと思います。昔、失恋で数か月思い悩むという経験がありましたが、ご多分に漏れず私も後者です。そういうウジウジするタイプは、この脳の仕組みを知って、自分をコントロールしていくトレーニングが必要です。難しいんですけどね。


話が飛びますが、現在、世の中のニュースの大半はおそらくウクライナ情勢と新型コロナ感染症の動向の2つだと思います。テレビを見ていないので、よくわかりませんが、ウェブ・ニュースの見出しを見ていれば、なんとなくそうなっているのは想像に難くありません。

私はなるべくそれらのニュースには触れないようにしています。東日本大震災のニュースもです。それらは私の感情を強く揺さぶり、冷静ではいられなくなるからです。感情と理性を切り離すのは難しいのです。容易に切り離す訓練も必要でしょうが、なるべく近づかないという方法も有効です。自分を変えるのは難しいのですから、環境を変えてしまうべきです。世の中の人は他人を変えるのは難しいのだから、自分を変えろというのですが、自分を変えるのも難しいですよ。そういう場合は、環境を変えるしかないのです。もちろん、こんなふうに考え方を変えること自体が自分を変えることだという理屈も成り立ちますけどね。


メンタルヘルスマネジメント検定のII種の過去問は昨晩のうちに3章まで復習しました。復習をすると、なんでこんなところを間違っていたんだろうと思うようなものもありますが、依然できていたのに、できなくなっているものも見つかります。どういうことなのでしょうか。不思議です。

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