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他罰的、他責的、差別的な人たち [健康・メンタルヘルス]

ヤフー・ニュースのコメント欄(ヤフコメ)で、コロナに感染するのは「気の緩みがあったせいだ」とか「感染予防策が不十分だったためだ」と断定する人がいます。非科学的で愚かな考えだと思いますが、そういう主張がコロナ禍の初期から一向に消えません。何も学習できない人なんだと思います。

「なんでも他人のせいにするな。全部自己責任だろうが」というのは、ある程度は理解できます。公共の場所でマスクを外し、大声で会話を楽しんだりすれば、マスクから漏れでたウイルスを含む空気を周りに拡散させるわけですし、そういう空気を自分も吸うことになります。世界的に認められた見解では、新型コロナウイルスの感染拡大の主な要因は「空気感染」です。日本はなぜか接触感染と飛まつ感染しか認めませんけどね。2年経っても、その嘘をつきとおすのはいい加減やめてほしいです。

話を戻しますが、感染した人が悪いんだという主張は一理あるとは思いますが、そうやって感染した人は気が緩んでいると主張すること自体、その人も「そいつが悪いんだ」と言って他人のせいにしているわけです。その人物は自分自身が他罰的・他責的であることを認識できないくらい眼鏡が(マスクで)曇ってしまっているのでしょう。

メンタルヘルスマネジメント検定の勉強をしていて気づいたのは、世の中にはハラスメントがあまりに横行しているということです。ヤフコメのコメントの多くは、教養の低い人たちが書いた下劣な意見です。他者への配慮に欠けている人が多いように見受けられます。かつての2ちゃんねるよりは少しましかも、というレベルですが、根本は同じです。人権に対する配慮が著しく欠如している人が跋扈しています。

テレビでもインターネットでも、他人を罰することに快楽を感じるような人の意見が当たり前のように繰り返され、拡散されています。極端な例かもしれませんが、非常識極まる意見を語り、仲間意識を持とうとする人もいます。私はそういう人たちの仲間にはなれそうもありません。

詳しいことは知りませんが、背の高い女性のプロゲーマーが、身長が170センチ以下の男性には人権がないとかほざいて、所属事務所をクビになったそうです。他人を邪険にすれば、ブーメランで自分の首が刎ね落とされるものです。それこそ自業自得です。他者の人権を認めないような傲岸不遜な態度を取る人こそ、人権を奪われるというリスクをしっかり理解しないといけないのが現代です。そういうことを公共の場でコメントして、冗談で済まされるような時代ではないのです。

以上は個人レベルの話ですが、メンタルヘルス・マネジメント検定の教科書では企業と労働者個人との文脈で、同じことが語られます。私は勉強を始めたばかりですが、すでに十分に啓発されています。メンタルヘルス・マネジメントの根幹にあるのは、さまざまな人々が自分たちの能力を十分に発揮でき、豊かな人生を送れる生活環境・職場環境を構築していくことが重要だという考えです。それこそ戦後の日本が目指した民主主義の理念そのものです。

私は数年前に、戦後すぐに日本人に民主主義を教えるために当時の文部省が書いた民主主義の教科書を読みましたが、その本に書かれていた理念と完全に一致しています。

当該プロゲーマーは、ウーバーイーツの配達員に玄関先でナンパされたことで、その人を馬鹿にしたようなのですが、背景には差別意識があるのだと思います。いまだ多くの民間企業の経営者の中には、非正規雇用の労働者は低賃金で長時間労働をさせてもかまわないと思っている人がいるようです。社会保障費(法定福利費)も分担しなくてもいいし、いつでもクビが切れる、安くて便利な道具として財務処理をしている状態ですから、非正規雇用者を使っている企業は100%、奴隷制度を肯定しているわけです。彼らにはその認識はないのでしょうが、しっかりと差別主義に加担しているのです。

それこそ現代の奴隷制と言っても過言ではありません。古代ローマの民主主義と同じようなレベルの低い社会制度の上に構築された経済はいったい我々一般の労働者の生活を豊かにしてくれるのでしょうか。戦後の日本は奴隷制の上に民主主義を構築しようとしたわけではないことを思い出してほしいものです。

職場や学校、家庭が原因で、心を病む人の数が増えるのは、他人に対する配慮が欠けた、想像力や無教養な人たちが存在し続けているからだと思います。メンタルヘルスの考え方を日本社会にしっかり浸透させ、「万人の万人に対する戦争」を生きる野蛮人を哲学的に再教育しないと、日本はますます他罰的・他責的な新自由主義に傾いていき、心の荒んだ人々が暮らす社会に成り下がってしまうかもしれません。そうならないことを心から祈ります。



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ネーネーズ/【うんじゅが情どぅ頼まりる】(2021.7.22ツイキャスLIVEより) [音楽・楽器]



現役メンバーもいいですねえ、ネーネーズ。

三線で「うんじゅが情どぅ頼まりる」を急に弾きたくなって検索したら、このライブコンサート(多分無観客)が出てきました。



50年前ですか。



私がいつも合わせて演奏させていただいているのは、こちらの動画です。再生回数は5000回弱ですが、私が50回くらい貢献しているかも。

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『安全衛生教科書 メンタルヘルス・マネジメント(R)検定Ⅱ種・Ⅲ種 テキスト&問題集 第3版』の正誤表のチェック [健康・メンタルヘルス]

『安全衛生教科書 メンタルヘルス・マネジメント(R)検定Ⅱ種・Ⅲ種 テキスト&問題集 第3版』の正誤表

メンタルヘルスマネジメントの学習は面白いので第3章まで読み進めてしまいました。私が持っているのは初版2刷なのですが、変なところがあったので正誤表を確認してみました。まだ目を通していない後のほうの章と模擬問題のところに訂正すべきところがあったので、訂正しておきました。

私が気になったのは、p.63の力試し問題の4番の答えです。障害者雇用促進法の説明にある通り、2021年の改正により、「民間企業の障害者雇用法定義務となる対象人数が、『従業員45.5人以上』から『従業員43.5人以上』に広がった」とあるので、答えの解説は「従業員45.5人以上の企業」ではなく、「従業員43.5人以上」であるはずです。念のため、出版社にメールを書いて問い合わせてみようかと思います。

この資格の勉強で勇気づけられています。国家は民間企業から一般の労働者をしっかり守ろうとしていることが確認できたからです。世の中、新自由主義者みたいなヤクザ(竹中平蔵のことですが!)が労働者をモノのように使い捨てることを推奨してますが、そういう社会を断じて許さないという厚生労働省の気概が感じられて安心できました。雇用者を守らないと、企業としての発展もないぞ、会社全体の生産性も下がるし、会社の評判も株価もガタ落ちになるぞ、という強いメッセージを発することによって戦後民主主義が維持発展され、成熟に向かっているんだと実感できたのは大きな成果でした。

今日はこのあとさらに1章分か2章分読む予定です。全部で8章ですから、半分ほど読み終えてしまいます。簿記の学習とは違って、進み方がすこぶる早いです。

やはり、労働者側の視点から見るメンタルヘルスの記述が面白いですね。雇用者視点も新鮮ですけどね。いろいろ勉強になります。

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FP3級 資格取得のためにスキマ時間を活用して勉強する方法 [FP]




FP3級なんて履歴書に書けるレベルではないと言う人がけっこういますが(取得した人は言う資格はありますよ!)、そういう偉そうなことを言う人が自分で受験したら、考えが変わるかもしれませんね。正直に言って、私はけっこう大変でしたよ。2か月勉強しました。1か月でもなんとかなった気もしますけど。

実は私もこの方と同じようにFP資格の受験を考えたのはずいぶん昔のことです。FPが国家資格になった頃ですから、およそ20年前ですね。家庭も持ったのでお金の勉強をしなくちゃと思っていたのですが、雑事にかまけて、完全に忘れていました。気づいたら、老後生活が迫りつつある状況です。あらためて自分の人生を振り返り、お金に関する知識があまりにも不足していると認識し、1月にFP3級を受験したわけです。

私も合格したはずですが、そんなに価値のない資格だとは思いません。履歴書に書けるのはFP2級からというのは間違ってはいないのでしょうけど、そこまでの知識を持たなくても、お金全般に関する意識が大きく変わるきっかけになる資格ですから、就職活動には役に立たないかもしれませんが、人生には大いに役立つ資格だと思います。

昨日不合格判定になった簿記3級ですが、悔しいので、3月の終わりか、4月の頭にもう1回受験しようと思います。とはいえ、これから1か月はメンタルヘルスマネジメント検定の勉強をするので、簿記3級の勉強の余裕はありません。再受験するには復習のために少なくとも10日は必要です。学習方法が根本から間違っていたので、しっかり理屈を覚えるようにトレーニングしなおさないといけません。

昨日、試験会場の専門学校で、簿記講座の受講を希望する青年に、担当者が、「簿記3級はねえ、精算表をマスターすればなんとかなりますよ」と話していました。それは真実ですね。ただ精算表をマスターするには、仕訳をマスターする必要があるし、精算表をマスターするということは、企業が決算整理を行う意味を根本から理解しておかなければいけません。そういうことは、YouTubeの動画で耳にタコができるほど聞いていますが、私はわかったつもりになっていただけでした。私は何事においても「わかったつもり」ばかりです。人間なんてそんなものなのかもしれませんがね。

3月の終わりか4月の頭に簿記3級を受けなおす気持ちではいますが、そのための学習に時間を費やせば、5月に受検する本命の電工二種の勉強がおろそかになってしまうかもしれません。それでなくても、4月からは仕事が増え、職場も一部変わり、労働時間が長くなるので、資格の勉強時間を作ることができるかどうか不安になります。また睡眠時間を減らすしかないでしょうね。

私はスキマ時間の有効活用派ではないのですが、それでもスキマ時間を有効活用するしか手はなさそうです。休む暇がないなあ。仕事をする暇もない。



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安全運転意識の向上に向けて~現役白バイ隊員が安全運転の大切さを教えてみた~【独ヲタアッキー×埼玉県警察】 [クルマ]



運転免許更新の際に見せられるタイプの動画より、こういうほうが効果的だと思います。

先般わたしが免許の更新に警察署に出向いた折に見せられたのは、定番の交通事故の動画でした。小学生が交差点でトラックに巻き込まれ死亡した事故を例に取り、事故の恐怖を喚起する意図が明確に感じられました。しかしながら、その後、子を亡くした母親のインタビューが続いたのです。それがあまりに強烈に私の脳裏に残っています。切々と息子との思い出を語る母親の姿に涙が出そうになりました。そのままクルマを警察署の駐車場に停めたまま、歩いて帰ろうかとさえ思いました。

交通警察側の意図としては、動画によって、安全運転をドライバーに求めることであるはずですが、むしろクルマの運転をやめさせるような意図さえ感じられました。それでよかったのでしょうかね。昔は単純に事故の恐怖を追体験させる事故動画をたくさん見せられ、こういう危険個所は注意すべきなんだという啓発が行われるだけでしたが、最近は、情緒に訴える方向に変わってきたのでしょうか。

それより、上掲の動画のように、自分の技術を過信しないように、慎重に運転することを求めるほうがはるかに効果的だと思います。第一、見ていて楽しくなりますし、事故以上に怖いものという意識を持っている警察に対して親しみを覚えます。



話は大きく飛ぶのですが、就職が決まった長男は4月からいきなり北陸のほうに飛ばされるかもしれないとのこと。しばらくは東京で働くのかと思っていたら、また引っ越しをしなければいけなくなりそうです。当然、引っ越し費用は会社で持ってくれるんでしょうね。自前だなんて、おかしいですからね。冷蔵庫とか洗濯機などは、部屋(借り上げアパート?)になければ、一人暮らしで使っていたものを、義理の父の家においてあるので、それを回収して送る手続きを取らなければいけません。私が車で運ぶのはもう勘弁してもらいたいです。しかも北陸ですから、クルマで7時間はかかるんじゃないでしょうか。

子供が親元から飛び立つのは喜ばしいことなのですが、本当にさみしくなります。4年前に息子が大学入学したときに一人暮らしを始めたときのことを思い出しました。いまは「コロナ禍のおかげ」で家に戻ってきてくれましたが、また出て行っちゃうのかと思うとなんだか切ない気がします。私自身も、大昔、18歳の時に実家から出て、それ以来たまに長期の休暇に帰省するくらいでしたが、私の親も同じ心境だったのでしょうね。次男のほうも来年は大学に進学し、あっという間に二人の息子がいなくなってしまうかもしれません。夫婦だけでは本当にさびしくなりますね。私の友人は子供がいないのですが、その夫婦は同じ趣味嗜好の人たちとワイワイガヤガヤするのが好きなタイプです。私は他人とそうやって遊ぶのが苦手なタイプなんですが、なんだか今はその気持ちが少しわかるような気がします。「コロナ禍のせい」でもう2年も帰省していませんので、そろそろ顔を見に行きたいです。結果、コロナの集団感染が発生しても仕方がない気もしています。



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日商簿記3級☆模擬試験問題(仕訳8問・財務諸表)☆ [簿記]



この財務諸表の作成の解説動画を見ながら、最初にしっかり仕訳を切っておくことがいかに大事だということにいまさらながら気が付きました。私は時間の節約のために直接計算して記入していくやり方を取っていたので、間違いがあっても、点検して修正しにくいのです。CBTの敗因はそこにもありました。

この動画を見ていてわかったのですが、CBTで出題されたのは同じ形式の問題だったのですが、受付手数料のところを正しく計算せずにそのまま決算整理前残高試算表の数字を入れてしまうという過ちを犯していました。仕訳をきっちりやっていればそういう単純なミスはありえなかったはずです。

「貸倒引当金」の下の空欄に「商品」と記入すべきところ、それを思い出せず「仕入」と記入してしまったことは財務諸表を作る意味を理解できていなかったことに起因します。(未払)費用とすべきところも「未払」という文字を記入できなかったのも仕訳をしなかったからです。簿記は仕訳に始まり、仕訳に終わるとは良く言ったものですね。まさに仕訳こそ命です。

これから受験される方は、丁寧に仕訳を切ってから計算すれば大きな間違いはないと思うので、時短を図るのなら瞬間的に仕訳を切れるようにひたすら訓練を積むことでしょうね。問題文を見たら、すぐに仕訳が頭に浮かぶようになるまで修行するということです。

65点しか取れなかったのは、さすがに悔しいので、やはりそのうち再受験するかもしれません。ある程度忘れてから勉強しなおせば、新鮮な気持ちで簿記と向き合うことができ、今度は仲良くなれるかもしれません。

正直言って、今日までは嫌いなやつをやっつけてやろうという気持ちでした。計算がぜんぜん楽しくなかったのです。

自分がなぜ簿記を楽しめないのかという理由を分析し、どうすれば楽しめるようになるのかを考えるのも楽しいかもしれません。

重要なのは心の余裕なんでしょう。何かに追いつめられているような状態ではパズルゲームを楽しめるものではありませんよね。それと同じ感覚でした。楽しくて楽しくて、一日中電卓を叩いて遊んでいたいという気持ちになれるようにすることが私には必要でした。それにはきちんと仕訳ができること、問題のパターンを分析できることが重要になります。

さらに言うと、同じような問題を自分で作成して遊ぶというのもいいですね。自分で予想問題を作成するわけです。既存のものを組み合わせたり、数字を変える程度ですが、そうやってパズルのパターンを自然に身に着けていく方法を、時間を気にせず、のんびりやっていけば、満点を取るのも夢ではないでしょうね。65点しか取れなかった人が何を偉そうに、と思われるかもしれませんが、65点しか取れなかったからこそ、大切なことに気が付けました。自分を客観視できなくなっていたようです。近年まれにみるヤバい状態でした。

この動画を見る前に、メンタルヘルスマネジメント検定の教則本の第1章を読み終えました。それに対応する項目の模擬問題は明日やってみます。明らかに問題の量が少ないので、やはり過去問も買おうと思います。問題を解かないと、内容は覚えませんからね。

それより、メンタルヘルスマネジメント検定の教則本を読んでいるうちに、自分を客観視できるようになってきて、不思議と癒されています。スッキリする、というのはこういう感覚なんですね。改めて感じましたが、やはり重要なのは「知識」です。知ることです。自分を知り、自分を取り巻く社会を知ることで、見える世界が変わってきます。自分を相対化できるようになると、行動も変容していくはずです。

同じことばかりしていると視野が狭くなるので、そうなりそうな気配を感じたら、違う世界に飛び込んでみるというのは良い考えだと思います。そちら側から、もといた場所を眺めてみると、見える世界が違って、楽しいものです。とにかく、どんな方法でもいいので、自分を楽しませることに腐心しないといけませんよ。追いつめてしまってはダメですね。棺桶に片足を突っ込んでいるような爺さんですが、そんな人生の教訓を得ました。


ピアノなどの楽器演奏でもそうですが、楽しくないのに、親や教師に無理やりやらされていたら、どんどん嫌いになりますよね。子供なんて自分を客観視したり、状況を分析する能力はなかったり、低いものですから、とにかく逃げることしか考えなくなるはずです。「好きこそものの上手なれ」とはよく言ったもので、物事が上手にできるようになるために最も重要なのは、いかに楽しめるかです。それ以外は勝手についてきます。



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