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CNC violin making machine, CNC router for violin instrument [音楽・楽器]



機械で作業をするからといって、必ずしも駄目なわけではないと思います。特にこのスクロールやネックのように、ボディとは違って音に大きな影響はない部分は正確な作業をする機械に任せたほうが時間やコストの節約になるはずです。

ボディのほうが形が単純ですから、こういう機械作業の得意分野でしょう。そうなると全部機械でやったほうがいいということになってしまいますけどね。

そこは価値観の問題です。これからはAIの時代ですから、そこらへんの並の職人が作ったバイオリンよりも、中国製の機械が作ったバイオリンのほうが良い音が出るという時代になるかもしれません。

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ワクチンで「黒幕が人類管理」「人口削減が狙い」…はびこる陰謀論、収束の妨げにも : 社会 : ニュース : 読売新聞オンライン [雑感・日記・趣味・カルチャー]

ワクチンで「黒幕が人類管理」「人口削減が狙い」…はびこる陰謀論、収束の妨げにも : 社会 : ニュース : 読売新聞オンライン

うちの妻や同僚の先生がはまっている陰謀論はこれですね。

昨日もうちの妻は「Twitterでは、ワクチン接種によってビル・ゲイツが地球上の人口を減らそうとしていると言われているので、私はワクチンは怖いから打たない」と言っていました。「人口を削減したら、ウィンドウズを使う人が減ってしまうんだから、そんなことをしたら、ビル・ゲイツは儲からなくなるでしょ。論理的整合性がないね」と反論したら、黙ってしまいました。

先日、私は同僚の先生に「もっと殺人ワクチンについて勉強したほうがいいですよ。今すぐに殺されるわけではないけど、数年後に死ぬような設計のワクチンなんですよ」と諭されました。私がワクチン接種を望んでいるのは勉強した結果ですからね。ずいぶん失礼な話です。

我々がワクチン接種をしなければいけないのは、できるだけ感染者数を減らし、ウイルスの変異を抑制するためです。たいていの変異は弱毒化に向かうものですが、強毒化しないという保証はありません。いずれにせよ、集団免疫を獲得しなければ、永遠に我々はバカみたいにコロナウイルスに悩まされ続けるのです。いい加減、そういう生活から脱したいと思うのが、ふつうの人の考えでしょう。

件の先生は「アビガンやイベルメクチンは特効薬になるのだから、それを飲んでいれば大丈夫。ワクチンは無用だ」と言っていましたが、かからないことに越したことはありません。かかっても、抗体があれば重症化しないというのは安心感があります。インフルエンザの予防接種と同じことです。

今年は去年と違ってインフルエンザが大流行すると言われています。色んな方向から攻撃の矛先が飛んでくる状態で、少しでもその矛先の数を減らしたいと思うのが一般人の感覚でしょう。ビル・ゲイツが人口を減らそうとしているという荒唐無稽な陰謀論にハマる余地なんかないはずです。

それに、mRNAウイルスにそんな殺人装置を仕込む高度な技術があったら、いまごろ風邪も撲滅しているかもしれません。人類はそこまで賢くありませんよ。


件の先生は、「広島の方で集団接種の会場の予約が入らず、会場がガラガラだったそうですが、あれはみなワクチンの怖さを知っているからです」と言っていました。私は当然反論しました。「私自身、基礎疾患があるので、早く打てると思っていたのですが、待てど暮らせど、自治体から接種券が届きません。ホームページで確認したら、自己申請しないといけなかったようです。それに気づいたのは、当初予定だった締め切り日を1日後。運良く、しばらく申請期間を延長することになったようです。申請する人が少なかったというのは事実ですが、自治体の広報がうまく言っていなかったということでしょう。市のホームページの新型コロナウイルスの情報を集めたページの中のたリンクをクリックしないとたどりつかない情報なんですからね」と。私の出した結論は、同じ事実や条件から件の先生の結論と正反対になっています。おもしろいものですね。

いずれにせよ、相手を説得しようとしても、「バックファイヤー効果」で、誤った自説をより信じてしまうらしいので、その先生とも私の妻とも議論するのは止めようと思います。

私の場合、遅くとも1回目の接種は7月中かなと期待していますが、2回目は8月に入ってからでしょう。それまでにコロナにならないように注意しないと、これまでの1年半の苦労が完全に無駄になります。

ワクチンを打つのは「公共心」からという側面もあります。人類の生存の維持を優先的に考えれば、打つことが正解です。陰謀論者は、マスコミは真実を隠蔽しているとたびたび口にしますが、彼らこそ、自分の醜い利己心を隠蔽しているのでしょう。件の先生の主張には、「どこぞの地方議員が暴露しているのだが」という枕詞がありましたが、そんなものは「暴露」とは呼びません。憶測に基づく自説を開陳しただけです。その行為は真実の隠蔽でもあります。自分の考えを補強するものだけが真実で、それが以外は嘘であるという偏った見方はパースペクティヴ(遠近法)の奴隷であるということです。自分が見たいようにしか見ない悪習を直さないと、人類は滅びますよ。私はどちらかというとルネサンス的な人間中心主義者ではなく、「ガイア理論」に傾いているタイプなので、そういうバイアスもあるとは思いますが、しかし、なるべく中立的かつ科学的な視点から観察しようという努力はしています。科学的思考というのは、人類にはわからないことがまだまだたくさんあるし、わかったと思ったことでも、それが間違っていたということがいずれわかることがあるという視点に立つことです。そういう考えを持っていれば、「信頼できる情報」や「信頼できる専門家の意見」などというものを盲信することもありません。わからないことはわからないと素直に認められるのです。それこそ偏見を避ける唯一の解決法です。


「一式60万円がパーに…」趣味にすぐ挫折して散財する人たちの反省の弁 | マネーポストWEB [雑感・日記・趣味・カルチャー]

「一式60万円がパーに…」趣味にすぐ挫折して散財する人たちの反省の弁 | マネーポストWEB

なかなかおもしろい記事です。自分にも少しは身に覚えがあるし、そういう人はどこにでもいるので。

私も20年前にファミリーキャンプにはまり、家族でキャンプに3回ほど行きました。あれはお父さんがリーダーにならざるをえないので、恐ろしく疲れるんですよね。さらに、道具をそろえても、家にはそれをしまっておく場所もないし、キャンプに行かないと、テントにカビが生えてくるし、ろくなことはありません。虫嫌いな家族にとっては、迷惑でしかない趣味です。あまつさえ、むだにお金がかかる趣味です。私が散財したのはせいぜい10万円です。とはいえ、反省はしていません。外で寝るというのは、新鮮な体験でした。キャンプでは、ここでは書けないような楽しいことをいろいろさせてもらいました。

現在、コロナ禍でまたぞろメディアがキャンプを取り上げる機会が増えました。ソロキャンにはまる人たちがYouTubeでその魅力を発信するようになったり、疲弊した地域にグランピングができる場所が雨後の筍のように生まれています。それを見ても、私は食指が動きません。体力がなくなったからかもしれませんし、自宅の居心地が良すぎるからかもしれません。そんな金があるのであれば、星野リゾートのホテルに宿泊し、奴隷の身分でありながら、「上級国民」が味わえるような接待を味わいたいです。

件のウェブ記事には、英会話やギターのような趣味に手を出して挫折した人の話があります。基礎がないといけないと続かないし、形だけで終わると書かれています。確かに、そのとおりです。その基礎というのは、「有り余る暇な時間」と「強い動機」が支えるものです。

現在の私の趣味は楽器演奏です。私が楽器にはまったのはコロナなんか予兆すらなかった頃です。東日本大震災のあった2011年に、精神状態がおかしくなったのかもしれませんが、ネット通販で4000円弱のソプラノ・ウクレレを購入しました。いまのようにYouTubeで教えてくれる人もいなかったので、ほとんど何もできずに、本棚の上に置きっぱなしにしていました。ホコリを被ったウクレレが気になりだしたのが5年前。YouTubeを見ていたときに、たまたまウクレレの演奏方法を教えてくれる人がいること知り、さっそくその人の動画を片っ端から見て、コードストロークを覚えていきました。そんなこんなで1ヶ月後には何曲か弾けるようになりました。この体験が、私の空虚な心を満たしてくれました。

その後、学生時代に挫折したエレキギターを買ったものの、近所迷惑になることを怖がり、アンプを買わなかったので、音が小さくてつまらなくなり、改めてアコギをハードオフで買い直しました。ウクレレで基礎が身についていたので、ギターもすぐに弾けるようになりました。勢いづいて、子供の頃に少しだけ習っていたピアノを再開しました。あれは2018年かな。そのあと、2019年の夏休みの1ヶ月をまるまる三線の練習に使い、さらにバイオリンにも手を出しました。2019年10月にヤフオクで落札してしまったのです。ギターの素養があったおかげで、YouTubeのチュートリアル動画を見ながら、案外すぐに弾けるようになりました。そんな折、2020年の1月にコロナ禍が発生したわけです。2020年の2月末、緊急事態宣言が発令されるかどうか噂されていた頃、ヤフオクでチェロを落札しました。一番やりたかった憧れの楽器が激安価格で入手することができました。いまは毎日のようにチェロを弾いています。駒や魂柱まで自作しましたし、弓の毛替えさえ自分でやっています。もちろん並行して他の楽器も弾いています。最後に楽器演奏の趣味に追加した楽器はベース・ギターです。ベースだけはコロナ禍で新たに始めた楽器と言えるかもしれません。この後、なにか新しい楽器を始める予定はありませんが、やるとしても弦楽器でしょう。「また弦楽器?」と思われるかもしれませんが、口にくわえるような楽器はどうも苦手なのです。

私が楽器演奏を趣味にするようになったのは、コロナとは関係はありません。むしろ、因果関係を見出すとすれば、東日本大震災です。この趣味があったおかげで、コロナ禍でも、精神を病むこともなく、比較的平穏に暮らすことができています。趣味はありがたいものです。

これまで楽器につぎ込んできた費用は5年間でせいぜい20万円です。新品で買ったものもありますが、大方は中古品です。趣味としては、うまく行っている方だと思います。

東日本大震災以前の10年間の私の趣味はもっぱらジョギングと自転車でした。ハーフマラソンにも10回くらい出場しました。以前はよく職場まで自転車通勤していました。なぜそれらを止めたかと言うと、長いこと無理をしていたせいで、膝を悪くしたためです。以来、ほとんど運動をしておらず、いまは体力がなくなってしまいました。

登山も趣味です。この頃は数年に1度しか行きませんけど、まだ続けていると思っています。3年前の夏には長男と二人で富士山にも登りました。私は2度目の登頂ですが、息子は初めてだったので、すごく良い思い出になっているようです。

俗な言い方ですが、世の中には、趣味を無駄にする人と、無駄にしない人の2種類がいます。私は自分の趣味をけっして無駄にはしていないと思います。「有り余る暇な時間」と「強い動機」のおかげです。

チェリストが一万円のチェロを弾いてみた [音楽・楽器]



ものすごくはっきりと違いがわかりますね。ハルシュタットは音が暗いです。

それにしても、ドライフラワーはいい曲です。いま私もお気に入りのピアノ練習曲です。



今日は、YouTube動画をダウンロードしまくりました。数十GBになりました。楽器練習用にYouTubeに再生リストを作っているのですが、バイオリンやチェロ、ギター、三線、ウクレレ、ベースなど、合わせて1000曲以上になってしまい、わけがわからなくなったので、少し整理しようと思いました。いったんすべてを削除して(リセットして)、再び一から再生リストを作ることにしました。







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MacX YouTube Downloader [コンピュータ・ネット・テレビ]

MacX YouTube Downloader – Free Download Online Videos on Mac OS

YouTubeの動画を自分のパソコンに保存するためのソフトはいろいろあるようですが、私はこれを使っています。(Windows版のダウンローダーはひどいのばかりですね。購入しないと試用さえできないものばかり。)

7月からYouTubeの規約が変わって、YouTuberさんが限定公開に設定している動画は視聴者には公開されなくなるという連絡があったような記憶があるので、私が日常的に楽器の練習のために利用している動画をいまのうちに全部ダウンロードしておこうと思っています。去年ダウンロードしたものもありますが、あれから新しいものがたくさん加わっているので、改めてダウンロードし直します。改めてチェックしてみると、消えてしまった動画もあるようです。

MacX YouTube Downloaderを使って一括でダウンロードするときは、再生リストを作っておき、それを公開または限定公開にして、そのリストのURLを入れるとソフト側が分析してくれて、DLできるようになります。そうすると便利です。



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靴ずれ [マネー・買い物]

2年前に買ったモンベルのトレッキングシューズの右のかかとが壊れて、靴ずれができるようになってしまったので、買い換えることにしました。対面授業が再開され、歩行距離が増えたせいで、損傷が一気に加速したのかもしれません。

この頃は山に登るようなこともないので、安物のムーンスターで十分です。


[ムーンスター] スニーカー 防水 ウォーキングシューズ 幅広 SPLT SDM01 メンズ

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  • 出版社/メーカー: MoonStar
  • メディア: ウェア&シューズ



以前はランニングシューズもあったので下駄箱は私の靴だらけでしたが、現在私の靴はモンベル以外には2足のビジネスシューズのみです。全部で3足です。無駄にあるのは次男と妻の靴です。履いていない靴が全部で10足くらいあるようです。妻がものを捨てられないタイプなので、ゴミがどんどん溜まっています。私が捨ててやるしかありません。

追記(6/28):アマゾンに靴を注文したはいいのですが、届くのは7月になってかららしいので、とりあえずモンベルのトレッキングシューズを修理しました。以前、万力用に買った低反発のスポンジを貼り付けただけです。けっこう具合がいいので、捨てずにしばらく履けそうです。ただ、内部の固めているプラスチック系の素材がポロポロ割れて落ちてくるので、劣化が進んでいると思われます。余命数ヶ月でしょうね。


【新感覚】#109 ライダーが冷却される時代。RSタイチの新作アイテム、リキッドウインドを試してみた【LIQUIDWIND】 [雑感・日記・趣味・カルチャー]



ゆっこさん、本当にかわいいよなあ。ゆっこさんは、うちの近所に住んでいるようですし、昭和のポップスに詳しいので、よりいっそう親近感を覚えます。

後ろに、ヤマハのパシフィカの昔のモデルがあるのですが、ゆっこさんもギターを弾くのかな。

『シゴトがはかどる Python自動処理の教科書』 [コンピュータ・ネット・テレビ]


シゴトがはかどる Python自動処理の教科書

シゴトがはかどる Python自動処理の教科書

  • 作者: クジラ飛行机
  • 出版社/メーカー: マイナビ出版
  • 発売日: 2020/12/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



この本を注文しておきました。久しぶりに何かを学びたいという気持ちになっています。あと1ヶ月で夏休みですし、ワクチンも惜しくとも8月中には打ってもらえそうですから、気分が明るくなってきました。

いまどきの若い人が学ぶコンピュータ言語は、C言語ではなく、Pythonだそうです。アメリカではC言語を使える中高年の年収は高いけれども、その傾向は若者には当てはまらないという記事を読みました。AI開発もPythonを使うらしく、難易度もJavaなんかに比べたら遥かに簡単という言葉も心強いです。

私はほとんどコンピュータ言語の知識がないので、20年前からいずれ学んでみたいと思っていました。いくつか本を図書館で借りて読んでみたこともあるのですが、さっぱりでした。インターネットの初期の頃にHTMLを学習して自分でウェブサイトを作っていましたが、すでに知識が古くなっています。

この本には実用的なプログラムが収録されているそうなので、買って学んでみても良いかもしれません。

去年から始まったオンライン授業のせいで、学生の課題のチェックにかける時間が恐ろしく増えました。その時間を可能な限り減らしたいと考えています。もちろん、Googleフォームの存在は知っています。小テストだったら、それで十分でしょう。

しかし、エッセイの評価や添削の場合は、それでは無理です。何かアルゴリズムを使って、評価したり、自動的にコメントを書いて返せるのであれば、私は何もしなくていいので、仕事が恐ろしく暇になります。そうなったら、もはや私自身が存在する理由がなくなるんですけど。とにかく、できるだけ仕事をしたくない私みたいな人間はこういうことをしっかり勉強したほうがいいのでしょう。仕事をしたくないから、勉強をするというのは不謹慎でしょうかね。

今朝は、深夜2時に目を覚まし、1時間ほど夢うつつの時間を過ごした後、5時に起床しました。寝たのが22時過ぎだから、睡眠時間は十分でしょう。この頃は21時頃になると、すっかり睡眠モードになってしまいます。

誰も目を覚ましていない朝、窓を開け、無色透明な空気を部屋に取り込み、淹れたてのコーヒーで香りをつける儀式を毎日していますが、その時間が一日の中で最も幸せを感じられます。

ウェブのニュースをチェックすると、朝っぱらから幸福感をぶち壊すニュースばかりです。

東京 デルタ株感染約3倍に増え…過去最多(日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュース

明らかに、コロナの流行は4ヶ月サイクルです。前回のピークは4月から5月でしたから、今度はオリパラ開催中の8月から9月に当たります。緊急事態宣言が発令されているかどうかにかかわらず、そういう周期ですから、誰がどう頑張ろうとそうなる運命なのです。

大学には大勢の学生たちが戻ってきました、朝の通学路のラッシュは、コロナなんてまるでなかったかのようです。唯一の違いは全員の顔がマスクで隠されているということです。電車の中も時間帯によって激しく混雑しています。ゲホゲホと咳をしている人もいるし、ジュルジュルと鼻水をすすっている人もいます。そんな汚染された空気を吸い込まないようになんとか暑苦しい不織布マスクで防御していますが、いつまで戦えるかわかりません。

感染症の流行は人の移動に比例するのですから、大学は対面授業を控えて、授業をすべてオンラインにするのが正義です。しかし、世の中では、「対面授業をしないのに学費を取るとは何事か」「学生から学ぶ機会を奪うな」というお叱りの声も多く、大学側としては対面授業を再開して、コロナ感染者数の拡大に棹を差さざるをえません。教員もコロナで死亡するリスクを日々感じながら教室に向かうわけです。すでに私が教えに行っている大学の1つでは教員の感染者が2人出ています。なんともおかしな世の中です。大学の授業が再開された4月に感染拡大が始まり、その後緊急事態宣言の期間を経て、緊急事態解除とともにまたぞろ拡大が始まったのですから、学生の移動と感染症の流行の拡大とは相関関係があるように思えてなりません。とはいうものの、直近の歴史にすら何も学べない人間の愚かさを目の当たりにできて、充実した時間を過ごせています。

コロナ禍において、私自身はさほどストレスを感じているわけではありません。そもそも私自身が不幸な人間なので、他人が不幸になれば、相対的に自分の不幸な度合いが下がるので、喜ばしいことなのです。不謹慎なことを言いますが、株価が下がれば喜んで、災害が起これば心が浮き立ちます。私の心の中に住むメフィストフェレスが不敵な笑みを浮かべるのです。

私の周囲には、うつ状態になって生気を失っている人が何人かいます。すっかり陰謀論に染まってしまった人もいます。私の妻は、世の中には悪い人ばかりだと朝から晩まで言っています。ヤフーニュースのコメントでも判で押したように政治家の批判しかありません。毎日同じように誰かを批判して、なんとか精神を維持しているような人ばかりです。

強烈な不安を感じたときに、人間が共通して取るパターンがあることが知られています。否定、反発(怒り)、取引、抑うつ、受容の5段階です。私はとっくの昔に「受容」の段階にたどり着いていますが、コロナは風邪だとか言っている無知な人はいまだ初期段階でとどまっているわけです。大部分は反発(怒り)にいて、口角泡を飛ばして、喧々囂々いたずらに騒ぎ立てているのです。取引というのは、悪魔との取引です。そういえば、アマビエみたいな呪い(まじない)に興じていた人たちもいましたし、納豆を食べればいいとか言っていたアホな人もいました。

うつ状態の人もけっこういるようです。私の友人もその一人です。「朝日新聞」を購読しているせいかもしれませんし、すでに私とは違って地位を築いているからかもしれません。守るべきもの(資産や地位など)があるのでしょう。私は何も持たないので、どうなってもいいのです。

私の同僚の陰謀論者の先生は今どの地点にいるのでしょうか。最終段階ではなさそうです。先日、彼に「ワクチンを打つと、数カ月後か数年後に死ぬんだよ。あれは殺人ウイルスなんだから」と諭されました。百歩譲ってそれが事実だとして、私はワクチンを打たずにコロナに感染して死ぬよりも、ワクチンを打って死んだほうが格好いいと思うタイプです。サルトルのような実存主義者っぽいところがあるのです。何もせず受動的に感染して死ぬより、自らの意思で何かをして死ぬほうがいいじゃないですか。誰かに殺されるより、自殺を選びたいと考える人間です。いずれにせよ、人間は死ぬんです。私は自分の運命を受容したいと考えるので、当然ワクチンを打つつもりです。

それに、私みたいな貧乏なジジイにとって、この日本はあと何十年も暮らせる場所ではありません。長生きすればするほど、嫌なことを経験せざるを得ないのです。だったら、殺人ウイルスを打ってもらって、死にたいくらいです。開き直っているのか、覚悟を決めているのかわかりませんけど、今の私はそういう無敵な精神状態です。だからこそ、コロナ禍が収束する気配がなくてもまったく気にならないのかもしれません。




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