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車の中で聞いていた動画 [資格・学び]

柄谷行人 / 浅田彰 2 (1986)

この頃の柄谷行人氏の話していたことがいまは完全に腑に落ちます。要は、我々の見ている世界はヴァーチャルであるということです。

浅田彰 / 坂村健 (1989)

坂村健さんがトロンでやろうとしていたことはすべてスティーブ・ジョブスがやってしまったんだなあと思うと、悲しくなりますね。トロンの敗北は日本が凋落だったようにさえ感じます。




島田雅彦氏は「ちゃらんぽらん」はペルシャ語だったという説を唱えていますが、それは有力ではない説のようです。

「ちゃらんぽらん」の意味は?語源はなに?類語も見てみよう! - ママが疑問に思うコト

まあ、それはそうと、ルソーの『孤独な散歩者の夢想』はオッサンになってから読むと親近感が湧くという島田さんの言葉はなんか面白いですね。



『ニッチを探して』は10年近く前の本だったんですね。段ボールハウスで暮らしたり、炊き出しに行ったりしてサバイバル術を身につけると、自信がつくというのはなんかわかりますね。私はいま資格試験を受けて合格することでなんとか潰れそうな自分を支えています。



AkitsuguDomotoさんによると、人間による翻訳とAIによる翻訳とは決定的な違いがあり、翻訳家は本全体のメッセージを再現できるように翻訳するけれども、AIはその言葉に合う確率が高い単語を探して、自然に見えるように組み合わせるところにあり、偶然性に支配されているという趣旨のことを述べています。

島田雅彦 1

「間」に居場所を見つけ、居心地の悪さを感じることに居心地の良さを感じながら書くべきではないことを書いてしまう。


「日本人」、じつはインスリンの分泌量が「白人の半分から4分の1」しかなかった…!(奥田 昌子) | ブルーバックス | 講談社(1/2)

ということは、日本人はあまり米を食ってはいけないと言うことですね。

ヨーグルトを食べて体調が悪化…じつは「日本人」にとっては「意味がない8つの健康法」(奥田 昌子) | ブルーバックス | 講談社(1/9)

ヨーグルト、牛乳、オリーブオイル、赤ワイン、緑茶、コーヒー、どれもこれも健康に悪いそうです。何を食ったらいいんだ、何を飲んだらいいんだ。こんなクソ記事ばかり読んでいると、良い子にはなれません。



授業の後、ある学生に質問をされました。前置詞がわからないので教えて欲しいとのこと。彼女が持ってきた資料は予備校でもらったものだそうで、見せてもらったら、びっくり仰天。前置詞の概念がずらりと言葉で書かれているのです。方向・方角、優越など熟語だけで前置詞を説明している表を、彼女は全部覚えなければいけないのですか、と途方に暮れていました。予備校の授業って、そのレベルだとしたら、クソ過ぎて呆れました。

私立高校なんて、予備校から講師に高いお金を払ってきてもらって、彼らからレッスンを受けられることを売りにするところがあります。実際、うちの長男が通った高校もそうでした。でも、さほどいい授業ではなかったらしく、食卓の話題にも上りませんでした。要するに、つまらなかったのでしょう。

世間では、予備校の講師の授業は素晴らしく、高校教師の授業はレベルが低いとか教え方が下手だとかいう言説が流布していますが、だいたいマスコミは予備校からの広告宣伝費が欲しいだけで、おべっかを使っているだけです。私の先輩にも予備校講師になった人がいますが、あのレベルの人でも務まるんだから大したこと授業ではないのでしょう。

とにかく、予備校講師の授業が素晴らしいというのは幻想です。そんなものを信じたばかりに、勉強が苦手になってしまった人は世の中にたくさんいるのでしょう。あんなクソ講師の授業なんか受けずに、いまは独学ができる環境なのですから、自分でネットや図書館や書店で資料を集め、自分で学んでいくべきです。バカな教師に従うことは、勉強不足の医者の言いなりになって殺されてしまうのと同じです。他人の言っていることを真に受けないようにすべきです。

とはいえ、柄谷行人氏がしてきてしたように、人間は自分で考えているつもりになっている機械ばかりでです。自分が一定のシステムの中で稼働している機械にすぎないことを自覚できないといけません。それに気づかせようと奮闘する授業を私は長年してきたのですが、効果は何も出ていません。学生たちはいつも壊れた「機械」のような、出来合いのコメントばかりするのです。壊れたレコードのように反復し続けて終わるのでしょう。まったく反吐が出ますね。それが学問を捨ててしまった教育の限界です。







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ChatGPTの落とし穴【英会話の勉強に役立つの? 立たないの?】知っておくべき2つのポイント [コンピュータ・ネット・テレビ]



ChatGPTは大嘘を吐くことがあるというお話。その嘘を見破るのは人間の知識。

個人的に気になるのは、どうしてAIはそういう見え透いた嘘をつくのか。人間はその嘘にころりと騙されるのか、です。


今後、学生のレポートでは、そういう嘘がたくさん含まれているということに警戒しながら読む必要があるのは面倒ですね。

少なくとも、ChatGPTが登場する前には、誤読する人はよくいましたが、堂々と嘘をつく人はさほど多くありませんでした。これからの世の中は大嘘だらけになるということかもしれません。ますます他人を信用できなくなる時代が到来したということでしょうね。










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Fake or fact: how to recognise a conspiracy theory | Psychology | The Guardian [雑感・日記・趣味・カルチャー]

Fake or fact: how to recognise a conspiracy theory | Psychology | The Guardian

ガーディアン紙はクッキーを受け入れてくれというポップアップが出ていたので、いつも受け入れていたのですが、今度は広告を受け入れないと無料で続きが読めないという案内が出るようになりました。仕方がないので、サポートするという設定にしておきました。広告がユーザーの趣味や年齢に合うような形になるだけで、ガーディアン紙を無料でサポートできるのだそうです。非常に質の高い新聞なので、もちろん支援したいと思います。無料ですから。


この陰謀論に騙されないための心得を解説した記事を読む前に、ChatGPTにサマリーを書かせてみました。残念ながら、不完全なものです。上の方だけを切り取っただけなので、下の方の内容はほぼ反映されておらず、学生がこのまま真に受けてしまってレポートを書いたら、とんでもない間違いですね。


一言で言うと、陰謀論にハマらないようにするためには、自己認識が必要ということが大きなメッセージです。テキストの信頼性をデータがあるかどうかで判断するのではなく、自分自身を客観視してテキストに対する自分の反応を分析する行為は、私が教室で大学生にやらせているのと同じことです。それから、もう一つ大事なことは、わかったつもりにならないということです。わかったつもりになって、モン切り方のコメントを吐き出すタイプの人間はみな常に疑問符を浮かべるという習慣がありません。そういう人は騙されやすいタイプだし、そもそも大学にいるべき人ではありません。高卒レベルの学歴しかないのです。ということで、昨日、ある学生が、このフレーズのまったく理解できないと授業中にコメントしてくれました。誰でも日本語に訳せるような言葉なのですが、冷静になって考えたら、確かに私もわかっていたつもりになっていたことがわかったのです。そんなふうにして学生たちの指摘からいろいろ学ばせてもらっています。






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