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【簿記2級 商業簿記】2023年度版テキストP300 保証債務などの動画解説 [簿記]



Q1は保証債務の問題です。会社間の連帯保証人みたいなものです。当社は取引先の借入金の連帯保証をしていたが、取引先が借金を払えなかったために、肩代わりしたという設定です。

まず、保証債務をしたときに、備忘記録を残しているとのことなので、それを考えます。保証債務は負債なので右に持ってきて、相手科目は「保証債務見返」とします。金額は借入金の額である500,000円です。「保証債務」と「保証債務見返」は取引を忘れないために利用する一時的な勘定科目で、対照勘定といいます。これはお金が移動していないので、仕訳は残す必要はありません。だから、備忘記録なのです。

その後、実際に取引先の借入金の肩代わりとして、利息を含めた530,000円を当座預金から支払ったので、右に当座預金を持ってきます。左は未収入金となります。その時点では返してもらえていないからです。その上で、備忘記録を取り消します。逆仕訳をするだけです。今度は左が「保証債務」で、右が「保証債務見返」です。これは勘定科目の名前を正確に覚えるのがポイントなのでしょう。仕訳自体は難しいものではありません。



Q2は長期前払い費用の問題です。広告宣伝費を5年分まとめて支払ったけれども、決算では1年分しか計上できないので、4年分を取り消すという問題です。ポイントは翌年の分は「前払費用」として計上するが、それ以降の3年分は「長期前払費用」として計上するということです。これも3級の問題のちょっとした応用です。


明日は精算表・財務諸表の復習をします。精算表や財務諸表は仕訳が完璧にできていればさほど難しいものではないはずです。英語学習に例えると、文法と単語がしっかりしていれば、文章は読み書きできるということと同じです。しかしながら、私の場合、文法(仕訳)も単語(勘定科目)も若干曖昧なのです。まだ知識が定着していないところが多々あります。困ったものですね。

パブロフの簿記2級の商業簿記編は3周目をやっている途中ですが、なぜ3周目かと言うと、総仕上げ問題のレベルについていけなかったから、一度基本からやり直そうと決意したためです。老人の私にとっては、3周でも足りないと思います。連結会計なんて、単独の精算表・財務諸表が作れなかったら、まったく太刀打ちできませんよ。それを思い知らされたので、基本からやり直しているところです。どんな分野でも、本当に基本は大切ですよ。

金曜日から今年度の仕事が始まると思い込んでいたのですが、調べてみたら来週の月曜日からでした。気分的に余裕が出て、心が落ちついます。


次男は進学先の大学に初登校しました。学生証を受け取り、簡単なガイダンスを受けてきたそうです。クラスも決まりました。全体で25クラスもあるのですが、10組だそうです。私の予想とは違って、英語のレベルで分けられたわけではなく、英語以外の第二外国語の選択で分けるシステムでした。大学によっていろいろですね。息子はスペイン語を選びました。昔はドイツ語かフランス語しかありませんでしたが、いまはスペイン語と中国語もあります。経済力の影響でしょうが、中国語が選ぶ学生が半分もいたようです。最初息子も中国語とスペイン語で悩んだのですが、私がスペイン語を勧めたのでそれに従いました。私の周りの外国語の教員では、スペイン語の先生達と仲良くさせてもらっていて、中国語の先生たちとは交流がないものですから、どうもスペイン語のほう魅力を感じてしまうのです。しかも、私は若い頃NHK教育テレビのスペイン語講座を見て、発音の練習をしていたことがあり、スペイン語の発音が日本人には発音しやすいし、発音していると気持ちが高揚する感覚を味わえるので、息子にもその経験を味わってもらいたかったのです。

昔々、冒険体験記を読むことにハマっていた時期があります。その冒険家曰く、英語、中国語、スペイン語の3つができれば世界旅行が安心してできるとのこと。確かに、そうですね。私は英語の他にはフランス語が少し読めるのですが、フランス語ができても何も良いことはありません。せいぜい、街の看板でフランス語の間違いを見つけて笑えることくらいです。でも、もう飽きました。






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【簿記2級 商業簿記】2023年度版テキストP294 合併・研究開発費の動画解説 [簿記]



これは簡単です。

Q1とQ2は合併の問題です。ポイントは帳簿価額ではなく、時価を使うということ。左に差額が出たら、「のれん」。右に差額が出たら「負ののれん発生益」を使うということです。ここでは吸収合併した相手企業の資産のほうが、その企業の抱える負債や当社が株式を発行して支払った金額よりも少ないので、左のほうが少なくなるので、その差額は「のれん」になります。のれんは相手企業のブランド価値です。余計にお金を出しても欲しい企業だったということ。一方、「負ののれん発生益」は、相手企業をお安く購入することができたという意味になります。ただそれだけです。


Q3は研究開発費の問題です。研究に関わるような従業員の給料や備品は研究開発費にするというのがポイントです。備品は資産なのですが、その研究によって成果が出るかどうか定かではないので、費用として計上しておくということだそうです。





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YMO ベース 全曲 弾いてみた Taiso 体操 | Yellow Magic Orchestra イエロー・マジック・オーケストラ カバー コピー 鍵盤ベース menon [音楽・楽器]



坂本龍一の訃報は昨日のことですが、実際は3月28日に亡くなっていたわけですから、坂本さんがこの世を去ってからすでに1週間も経っています。誰かが亡くなると、過剰なくらい嘆き悲しむ人がいますが、亡くなった本人は、この世のあらゆる苦しみから解放されて安楽な状態になったのですから、不謹慎かもしれませんが、喜んでいるかもしれません。その喜びを打ち消すような言葉を吐くことは避けた方が良い気がします。




ちょっと前にふと思い出して「戦メリ」を練習していました。これは簡単ですけどね。私がピアノ練習用の再生リストにこの曲を入れたのは偶然にも坂本さんが亡くなるちょっと前かもしれません。下から二番目なんですよ。しかも、最新が「グッバイ宣言」です。どういうことでしょうね。




これは私がNHKで録画したものを切り取った動画です。気になったら、見てみてください。






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【簿記2級 商業簿記】2023年度版テキストP282 配当金の源泉徴収などの動画解説 [簿記]



ここは難しくありません。

Q1は配当金の源泉徴収に関する問題です。源泉徴収といっても、個人ではなく、会社に課せられたものですから、法人税等で処理します。期末配当金320,000は源泉所得税20%を引かれたあとの金額ですから、全体の80%の金額です。受取配当金は100%であるはずですから、計算をしなくてはいけません。320,000÷0.8=400,000です。1%あたりの金額を出して、その20倍にしてもいいですね。全体の80%が320,000なら、1%はその80分の1です。1%は8000です。その20倍は80,000で、それが控除された法人税等です。


Q2は固定資産税の勘定科目が租税公課になることだけを覚えておけば、3級の知識で対応できます。



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【簿記2級 商業簿記】2023年度版テキストP279 税効果会計の動画解説 [簿記]



これは難しいです。「税効果会計」という用語もちんぷんかんぷんですが、企業会計と税務会計の齟齬を埋めるものです。減価償却費だけではなく、貸倒引当金についても、企業側と国税庁側では考え方が違うので、それを埋めるという調整を行わないと、法人税が正しく支払えないのだそうです。よくわかりませんが。

Q1(1)は貸倒引当金の調整を行う仕訳問題です。まずは通常通り貸倒引当金の決算整理仕訳を書きます。

貸倒引当金繰入 12,000 / 貸倒引当金  12,000 

そのあと、税効果会計の仕訳を書きます。

次に、税法上損金(つまり費用)に算入することが認められなかった金額に法定実効税率30%を掛けた金額を計算します。5,000×30%=1,500

貸倒引当金の反対側に「繰延税金資産」と書きます。将来の法人税等の額を減少させる差異だから、税金を繰延する資産というわけです。左側に来た場合は「繰延税金資産」ですが、右側に来た場合は「繰延税金負債」です。相手科目は「法人税等調整額」です。この勘定科目は、費用にも収益にも使われる勘定科目です。費用と収益は翌期に繰り越せないので、「繰延税金資産」や「繰延税金負債」を使って翌期に繰り越せるようにします。

(2)も同じような問題ですが、減価償却がからんできます。備品の耐用年数に関して、企業会計では4年としているところ、税法では6年となっている場合です。そういう面倒な処理をするくらいなら、企業会計のほうが税務会計に最初から合わせておけばいいのにと思いますが、何かしら大人の事情があるのでしょうね。

ここではまず企業会計と税務会計におけるそれぞれの減価償却費を算出します。そのずれが2万円と出たので、法定実効税率30%を掛けた金額を繰延税金資産(左)および法人税等調整額(右)とします。繰延税金資産が左に来るのは減価償却累計額が右に来ているからです。


(3)はその他有価証券の時価評価に伴う税効果会計の問題です。難しいです。よせだ先生が動画内で説明している方法と教科書で説明している方法は異なります。教科書では、あっさりしています。法人税等調整額を使わずに、その金額を繰延税金負債として、その他有価証券評価差額金から直接マイナスしています。

一方、動画内での説明はこうです。その他有価証券の評価替えで増えた額300,000を左側に計上し、右側にその他有価証券評価差額金を置きます。左側は資産の「その他有価証券」なので、反対の右側に繰延税金負債を持ってきます。金額は、企業会計と税務会計のズレである¥300,000に法定実効税率30%を掛けたものです。相手科目はその他有価証券評価差額金です。その後、右と左にあるその他有価証券評価差額金を相殺します。やはり、わかったようなわからないような感じです。一度誰かの動画を見て、一から勉強しなおさないといけないでしょう。








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宅建・FP「用途地域・斜線制限」は渋谷を歩くだけで覚えられる! [宅建士]



単純に用語を丸暗記するのではなく、実物と結びつけて覚えることは大事ですね。私も電気工事士の勉強をしている時に同じようなことをよくやっていました。ホームセンターに行って器具を直接触れて見てみたり、街を歩いて電灯やら電柱やら、他人の家の引き込み線やらを確認したりしていました。





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【簿記2級 商業簿記】2023年度版テキストP266 法人税等の動画解説 [簿記]




Q1はかんたんです。3級では税引き前当期純利益に対して法人税、住民税及び事業税(法人税等)の法定実効税率を掛けて法人税の額を算出しましたが、それは正確ではありませんでした。本当は税引き前当期純利益ではなく、課税所得に対して法定実効税率を掛けるのです。未払い法人税等という勘定科目や、中間納付の処理の件もまた3級で学習済みです。


Q2は法人税の追徴の仕分けです。勘定科目として「追徴法人税等」(費用)を使うだけです。


Q3は、法人税の計算を自分でする問題です。与えられている数字は、税引前当期純利益と減価償却の損金不算入額です。

企業はふだん企業会計で処理していますが、税金を支払う時には税務会計に調整しなければいけません。その際に発生するものの一つが減価償却の損金不算入額です。損金というのは、税務会計の用語で、企業会計では費用のことです。つまり、減価償却費として計上した金額が認められないので、それは費用ではなく、収益にしなさいということです。したがって、損金不算入額は税引前当期純利益に入れて、その金額に法定実効税率を掛けて法人税等を算出するということです。あとは、いつもの仕訳と同じです。右に未払法人税等、左に法人税等をおけばいいだけのことです。




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【宅建みやざき塾×FPほんだ①】初コラボ!宅建もFPも試験が変わってきている!? [宅建士]



宅建では、難しい日本語の文章の読解力が非常に重要。パターンで覚えるな。言葉の定義を理解せよ。勉強ができない人は先に漢字の勉強をしよう。

偏差値表で宅建とFPを比べるのはナンセンス。国語の偏差値と算数の偏差値を比較しているようなもの。



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【簿記2級 商業簿記】2023年度版テキストP253 剰余金の配当の動画解説 [簿記]



「株主資本の計数の変動」に関する仕訳問題です。これも何を言っているのかわからないですね。「計数の変動」とは、純資産のある勘定科目を減少させ、他の純資産の勘定科目を増加させることを指しているそうです。会社の規模を大きく見せるために「資本準備金」を「資本金」に振り替えるようなことです。


Q1は難しいので後回し。Q2は簡単です。資本準備金、その他資本剰余金、繰越利益剰余金を資本金に振り替えるのですから、資本金はホームポジションである右に来て、それ以外はホームポジションの反対側の左にくるだけです。

Q1の問題は厄介です。まずは株主総会で決定した配当の仕訳をします。配当金はすぐには払わないので、右に未払配当金(負債)を置きます。配当を行う際に、資本準備金と利益準備金を積み立てるのは会社法の規定です。ルールですから、そうするだけです。

その際に積み立てる額は次の計算式に当てはめて、どちらか少ない方にします。

a. 資本金の1/4 −(資本準備金+利益準備金)
b. 配当金の1/10

この問題では配当金の1/10のほうが少ないので、そちらを積み立てるのですが、資本準備金と利益準備金を分けて積み立てる必要があります。配当金が80万円でしたから、積み立てるのは10分の1の8万円。「その他資本剰余金」と「繰越利益剰余金」の割合は2:6なので、都合よく2万円と6万円に分けられます。これらを右に置きます。もちろん、左は「その他資本剰余金」と「繰越利益剰余金」です。しかし、それぞれ2万円と6万円を積み立てなければいけないので、「その他資本剰余金」は2万円増えて22万円。「繰越利益剰余金」は6万円増えて、66万円になります。これが非常にわかりにくいところです。

さらに、「繰越利益剰余金」を処分して、「別途積立金」を増やすので、左に「繰越利益剰余金 15万円」、右に「別途積立金 15万円」を持ってきます。

「繰越利益剰余金」が重複しているので、合算します。66万円と15万円で、81万円になります。


こういう流れですが、実のところ、自分で説明していても腑に落ちた感覚はありません。難しいです。




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【簿記2級 商業簿記】2023年度版テキストP246 会社設立・増資の動画解説 [簿記]



純資産に関する問題です。「純資産」とは「資産」から「負債」を引いた残りの部分ですね。誰かに返す必要のない資産です。

問題の中に「資本金」と「資本準備金」が出てきます。資本金は会社の規模を示す指標になっており、その積立てが会社法で定められているいます。資本準備金は困ったことがあったら内緒で使っちゃうお金みたいです。いい加減な説明ですが、その程度を覚えておけば問題ないと思います。

Q1は、株式会社を設立するために株式を発行した時の仕訳です。設立のための諸費用には「創立費」(費用)という勘定科目を使います。それだけのことです。

Q2は、増資の仕訳問題です。基本的には、Q1と同じような仕分けをします。増資というのは、事業を拡大するために、株式を追加で発行し、資金を調達することです。その際にかかる費用は「株式交付費」です。増資で調達したお金は、資本金と資本準備金に分けて計上します。「会社法に規定する最低限度額の資本金」というのは50%ということです。半々に分ければいいだけです。







お昼に散髪に行ってきました。理容店の従業員はいつも三人いるはずなのですが、今日は二人体制でした。ちょうどお昼休みの時間帯だったので、女性従業員は一人終えると、控え室に引っ込んで行ってしまいました。代わりに出てきたのは見慣れない新人さんでした。私はその方にやってもらいました。私の他にも5人くらい待っていましたが、いまはいくら混雑していても時間通りに昼休憩を取るんですね。昔とは違いますね。




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実家に一人暮らしする娘から泣きながら電話がきました #102 [雑感・日記・趣味・カルチャー]



娘さんは、なんだか大変そうですけど、なんとかなるでしょう。発達障害かもしれませんね。

我が家の隣の娘さんも家出をして、今は一人暮らし。大学にもろくに行っていないようです。実家暮らしをしていた時も勝手に親のお金を使って、地下アイドルに入れ上げたりしていました。今でも、母親がパート代で家賃を払ってもらっているそうです。それも相場よりも高い家賃です。うちの長男なんて大学時代3万円台の激安の木造アパートに住んでいましたが(コロナ禍になってからは、実家に戻らざるを得ませんでしたので、2年間だけですが)、隣家の娘さんはその数倍の家賃を親に支払わせているのです。しかも、母親に家賃を支払ってもらっていることは父親には内緒です。父親は娘の素行の悪さに激怒してしまい、完全に見放しているようです。隣家の娘さんも、いつまでもそんな暮らしはできませんから、そのうち自分でなんとかすると思います。親が助けてしまうから甘えてしまうのであって、結局のところ、親が子供の自立を妨げているようなものかもしれません。一人娘だから甘やかし過ぎたのでしょう。


午前中に歯医者に行ってきました。歯槽膿漏の治療のついでに、1本だけ残しておいた親知らずが欠けたので、その治療もしてもらいました。数日後にまた行くのですが、今度は上の歯の歯石とステインを取ってもらう予定です。

このあとは散髪に行ってきます。日常生活において、面倒なことの1つが散髪です。買い物も面倒ですし、風呂に入るのも面倒ですし、トイレに行くのも面倒です。もちろん、仕事に行くのも面倒です。本当のことを言うと、生きていること自体が泣きたくなるくらい面倒なのです。どうにかならないものでしょうか。


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【簿記2級 商業簿記】2023年度版テキストP234 引当金の動画解説 [簿記]




Q1は修繕引当金の問題。修繕を行ったということなので、修繕引当金を取り崩し、不足分として修繕費を計上します。

Q2は賞与引当金の問題です。(1)は計上する分の賞与引当金を計算するだけです。6ヶ月分が150万円と見積もられたとのことですが、12月1日から3月31日までは4ヶ月なので、冬季はその4ヶ月分だけ計上します。150万円の6分の4は100万円です。左に「賞与引当金繰入 1,000.000」、右に「賞与引当金  1,000.000」とすれば終わりです。

(2)は支払いの時の計算です。賞与引当金を取り崩し、当期分(4月から6月)の賞与(費用)を計上します。その上で源泉所得税等の預り金を差し引くので、そちらは負債の科目ということで右に置きます。残額は現金で支払うので、そちらも右側に置きます。


Q3は退職給付引当金の問題。相手科目は「退職給付引当金」ではなく「退職給付費用」となるのがポイント。

Q4は商品保証引当金の問題。単純です。




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自分の頭で考える? [資格・学び]

東大のトップが、「自分の頭で考える」ことに「批判的な言葉」を向けた理由(学術文庫&選書メチエ編集部) | 学術文庫&選書メチエ | 講談社(1/3)

蓮實重彦の主張は、自分の頭で考えているつもりになっているけれど、それはすでに他人が考えたことを基盤にしている。自分の頭で考えるなんているのはロマン主義に過ぎないということです。我々はこの世界をリアルだと思い込んでいるけれど、実際に我々が見ている世界はヴァーチャルなもの。リアルなものなど見えていないのです。すべていろんなものにコントロールされた結果として、脳の中で処理された映像を見ているだけです。80年代から90年代にかけて、私も蓮實重彦の難しい文章を頑張って読んだ時期があるし、当時の現代思想もだいたいは把握しているので、そういうことでしょう。蓮實重彦は、現代でいう「メタ認知」の重要性を先取りして伝えていたのだと思います。


中世で外国に売られた日本人奴隷たち ~【年間1000人以上、豊臣秀吉が救った】 - 草の実堂


日本人も奴隷として当時のヨーロッパ人に連行されていたという話です。私はその史実を教わったことがありませんので、この文章を読んだ時に眩暈がしました。確かに事実なのでしょう。奴隷貿易はキリスト教に反する思想ですが、なんだかんだ屁理屈を捏ねて、それを正当化していたそうです。ひどい話ですね。






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【簿記2級 商業簿記】2023年度版テキストP222 貸倒引当金の動画解説 [簿記]




面白い練習問題です。

「貸倒引当金」は、お金を貸している相手企業の倒産のリスクを考慮してかけておく保険ということです。商品の仕入れができなくなってしまわないように、戻ってくるはずのお金が戻ってこなかった倍に備えて、自由に使えるお金を取っておくということです。一般家庭であったら、家の修繕費用や車の修理費用や車検費用を積み立てておくということに近いです。


Q1はスキップします。こういう問題はあまり出ないでしょうから。

Q2は、個別評価と一括評価に分けて考えるのがポイント。まずはF社に対する売掛金だけに貸倒引当金を個別に設定します。次に、F社の分を他の売掛金から差し引き、貸倒引当金を計算します。受取手形の方はそのまま計算します。そのあと、貸倒引当金繰入を計算します。残高との差額を計算するだけです。3級と同じです。

Q3のポイントは、営業債権と営業外債権という分類と、流動資産と固定資産という分類を理解することです。受取手形と売掛金は営業に関わるので営業債権。長期貸付金は営業には直接関わらないので営業外債権です。今回はともに流動資産に分類されますが、そうではないこともあるらしいです。長期貸付金は固定資産です。貸倒引当金というのは「資産のマイナスを表す評価勘定」です。これを理解できるとわかりやすいですね。












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【簿記2級 商業簿記】2023年度版テキストP213 有価証券④の動画解説 [簿記]



Q1は有価証券利息の計算問題です。社債の利息は2つあり、1つは年利のクーポン利息、もう一つは取得価額と売却時に受け取ることができる額面金額の差額です。償還日(社債の満期日のこと)までの期間が5年あれば、それぞれ1年分を計上して行って、5年後に額面金額に達するということです。2つ目の利息計算をする時に使うのが「償却原価法」です。問題文の「額面金額と取得金額の差額は金利の調整の性格を有すると認められる」という文言は、「償却原価法」を使えという指示です。

社債の利率が年1%ですから、1年あたりの有価証券利息は1,000円。取得価額が9.8万円で、売却する時に10万円になるという設定なので、差額2,000円を5年で割って、1年あたり400円の有価証券利息を計上するわけです。したがって、損益計算書に記載する有価証券利息は、1,000円と400円の合計の1,400円ということになります。


Q2は有価証券の貸借対照表への記載方法に関する問題です。

売買目的の社債は流動資産の欄に「有価証券」として記載します。金額は時価。

満期保有目的の社債は「固定資産」です。「投資その他の資産」の欄に「投資有価証券」として記載します。金額は帳簿価額です。同様に、「その他株式」も「投資有価証券」の欄に記載しますが、こちらは時価です。

子会社株式と関連会社株式はいずれも「関係会社株式」に記載します。ともに、帳簿価額です。

問題文にある「F社社債は取得原価と額面金額の差額は金利を調整するために生じたものではない」は、減価償却法を使わないという意味です。つまり、そのまま数字を使えばいいのです。








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【簿記2級 商業簿記】2023年度版テキストP208 有価証券③端数利息の動画解説 [簿記]



「端数計算」というのは、これまた何のことだかさっぱりわからない用語ですが、有価証券の利息を日割り計算するということです。

Q1は、社債を途中で購入したという設定です。満期保有目的債券を985,000円で取得し、決算日を迎えたので、取得日から決算日までの利息を計上するわけです。しかし、行うのは、利払い日である3/31の翌日から、当社が社債を取得した6/19までの80日分の利息を「有価証券利息」から除外する手続きをします。したがって、左に満期保有目的債券985,000円と有価証券利息800円、右に購入代金の985,800円が来るのです。

Q2は、社債の売却の問題です。「裸相場」という見慣れない言葉が出てきますが、端数利息が含まれていない価格という意味のようです。この「売買目的有価証券」は4/1に987,000円で購入したものですが、売却日の5/10までの40日間の利息がもらえるので、それを計上します。右に取得価格として「売買目的有価証券 987,000」、その下に、収益として「有価証券利息 400」を置き、左に売却代金を示すために「現金 987,000」を置きます。差額が右に1,000円発生するので、それを「有価証券売却益」とします。







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坂本龍一 [音楽・楽器]

Ryuichi Sakamoto: the avant gardist who became a groundbreaking pop star | Music | The Guardian

Ryuichi Sakamoto: Japanese electronic music maestro dies - BBC News

私が若かりし頃に、坂本龍一はニューアカデミズムの人たち(特に浅田彰)とよく対談をしていたので、当時ニューアカにハマっていた私はそういう対談本をけっこう読んでいました。

坂本さんは中学校の校則に反抗して、ズボンはジーンズで上は学生服で通学したのは有名なエピソードですね。長電話が好きで、うんぬんかんぬんという話も読んだ記憶があります。時代を感じさせますね。

先日、大江健三郎が亡くなりましたが、BBCの記事によると、坂本さんの父親は大江の編集者だったしうです。まったく知りませんでした。

高橋幸宏さんも亡くなってしまったし、寂しいですね。









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