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浅田彰 × 伊東順二 「映像の未来」 [コンピュータ・ネット・テレビ]

https://youtu.be/WZb8MNLQ7_E

現代の日本でこういう番組が作れるテレビ局はないでしょう。YouTuberにも無理です。いまのNHKもだめ。民放にはその能力は1ミリもありません。




浅田彰学長のあいさつ。情熱的で、素敵です。

若い頃、浅田彰に憧れ、なにがしか成し遂げられるかと思って頑張ってきたのですが、その成れの果てがこのありさまです。レニ・リーフェンシュタールに讃えられるほどの肉体美もついぞ得ることはできませんでした。深海魚のように逞しく生きることもできませんでした。情けない面をぶら下げて、トボトボと薄汚い路地をほっつき歩くことくらいしか能がない私は、これまでに人生を幾度となく投げ出したくなったのですが、それでもタバコの代わりに味気ない爪楊枝をくわえて生きております。


Amazonで中華製の耳栓を買いました。早速装着して、この動画を聞いて見ました。おー何も聞こえないではないか、と思ったのも束の間、ボリュームをゼロにしていただけでした。つけても外しても音は小さくなりません。何も変わらないのです。呆れました。それが私の人生です。Amazonのレビューでこれは買ってはいけないと警告のレビューを書くことくらいしか、私にできる社会貢献はありません。



AI翻訳で作られた英文メールは実は通じていない…「AIの精度が低いから」ではない3つの理由 日本語の文法で入力すると誤訳になりやすい | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)


英語が理解できる人にとっては、不自然な英語は感覚的にわかりますが、AI翻訳は、英語ができない人が使うものであって、彼らはその英語が不自然であることに気づく能力がないので、どうしようもないですね。

サンキューハザードでトラブル発生!??  「カーコミュニケーション」の意外な落とし穴 - 自動車情報誌「ベストカー」

サンキューというのは感謝の言葉ですし、ハザードは危険という意味ですから、残念ながら語義矛盾です。

昨年末、スバルのXVに乗り換えてから、私は感謝の気持ちを伝える時は手を上げて済ますことが多く、わざわざハザードを使わないようになりました。なぜかというと、スバル車に乗られている方ならば分かっていただけると思いますが、ハザードボタンは狭くて、押しにくい位置にあるので、面倒なので押さないことにしています。

ただ、バックで駐車をする時には、必ず使用します。本当に「危険」ですからね。




大岡昇平


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【窓の可変断熱】ハニカムスクリーンでもっと快適に暮らす! [家・DIY・修理]



我が家でも取り入れようかな。前から気になっていたのですが、モリシタさんに背中を押されたので、一番安いものを探して西日がきついリビングルームの西側の出窓に取り付けようと思います。



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【追悼・高橋幸宏】YMO「ライディーン」でベース弾いてみた [Bass Cover] Yellow Magic Orchestra "RYDEEN" [音楽・楽器]



やっぱりベースはいいですね。幸宏さんはドラムですけど。

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マスクを外したら話しかけられることが増えました [雑感・日記・趣味・カルチャー]

現代の英語教育に失望し、英語教育そのものに関心を失ってしまった私に全くふさわしくないのですが、今年度はなぜか英語学習に困っている学生に授業後に呼び止められ、英語を教えてほしいと言われることが増えました。大嫌いな英語を教えるのは苦痛ですが、かわいい学生にそう請われるなら、残業代がもらえなくても教えざるを得ません。

昨日もそのせいで授業後45分以上女子学生と誰もいない教室で話し込んでしまいました。誰かが見ていたらかなりまずい状況です。大学にもほぼ当番の事務員と運動部の連中しか残っていない状態ですから、私が彼女を教室の明かりを消して襲ってしまっても、誰にも気づかれないかもしれません。もちろん、私はオジサンですから襲いませんよ。水曜日の授業でも同じです。今日もおそらく男子学生に呼び止められ15分ほどいつもより帰りが遅れると思います。男だから襲いませんけど。

こうして私の時間が奪われてしまう原因こそが日本の英語教育です。その尻拭いをしなければいけないのはとほとほうんざりしています。いい加減、中学高校ではしっかり英文法を教えろって、文科省のクソ役人どもを恫喝したい気持ちになります。

話がずれますが、去年は授業中でもマスクをしていましたが、今年は最初からマスクを外して授業をしています。他の先生の99%はマスク着用のままですし、外国人の教師すらほぼ全員マスク着用の状況ですが、他人に同調することが非常に苦手な私は一日中外しています。コロナ禍でも犬の散歩時には花粉症の季節ではない限りマスクはしていませんでした。でも、そんな人は私一人でした。それでもいまのところ新型コロナにはなっていません。なるべく車通勤にして、電車を利用するのは週2回に減らしているからでしょうかね。

話を戻しますが、人間というのは、顔があると心を許すことができるのかもしれません。哲学者のエマニュエル・レヴィナスもヴィザージュ(顔)を巡る考察を丁寧に行なっていますが、顔というのはことほど左様に重要なんでしょう。ブ男でも、表情さえ浮かべられる機能を持つ顔なら、なんでもいいのかもしれません。

日本には「目は口ほどに物を言う」という諺があるから、日本人は自分や相手の口が隠れていてもコミュニケーションが図れるという言説がまことしやかに語られていますが、あれは100%間違っていると思います。100%です。

少なくとも、私は他人の目を見つめながらコミュニケーションをすることが苦手なので、昔から口とか耳とか胸(おっぱいの膨らみ)とか着ているシャツの袖口とか糸のほつれとか、他のパーツや、相手の背景などにたえず視線を移動させながら話をしています。顔の半分が隠れていると、どうにも話しかけづらいので、コロナ禍では他人とのコミュニケーションは極端に減りました。この頃はまた復活しています。困ったことに、それがために、私の勉強時間が奪われているのです。



頭の悪い文科省の役人とか、英文法はいらないと本気で信じている一般大衆とか、授業の下手なクソ予備校講師とか、マスクを外し忘れた教員とか、車なんか1台も通っていない横断歩道で信号が青に変わるまで待っているような律儀な人と同じようにマスクを外せなくなってしまった人たちが私の時間を奪うのです。お願いですから、いい加減にしてください。




思い出しましたが、昨日、授業後に英語を教えた女子学生は、なんでも丸暗記しないといけないと思い込んでいました。それを聞いて、すぐに、「そうじゃないよ。自然に覚えるまで繰り返すんだよ」と返したのですが、そのときふと我に返りました。それは私自身に対して向けた方がいいということに。無理に暗記してもどうせすぐに忘れるのだから、無理に覚えようとすると苦痛でたまらなくなります。忘れるのは当然だと思って、忘れたらまた覚えればいいじゃと思って、ひたすら何度も繰り返し覚え直すことで、いつのまにか血肉化されていくものです。血肉化というのは当たり前になるということです。そういう作業を学習というのです。学問は問いを立て、自分の頭や他人の頭を借りて答えを導き出そうとすることです。それが両輪となって、人は学んでいくのです。その学びが社会に還元されることによって、社会が少しずつ進歩していくのです。


ここまで書いたところで、ふと魔が差してDeepLを使って自分の文章を英語に翻訳して見ました。出だしから伝えたいことが違う英語に翻訳されていてびっくり。こんな感じでそのまま英語として上げたら、こりゃあ、真意が伝わることはないので、ただの変な人に思われそうです。YouTubeでも海外の視聴者にも見てもらおうと英語の字幕をつける人が増えましたが、彼らはみなDeepLやChatGPTを使っているのでしょう。でも、実際に英語ができる人が読んだらすぐにわかりますが、だいぶニュアンスが違います。私が自分の文章を英語に翻訳するならば、言葉の並べ方の順番も変えますし、構文も一文の長さも例えも変えます。そういうことは機械翻訳には難しいと思います。機械翻訳に頼っているだけの人は自分がいかに恥をかいているかも理解できないのですから、お気の毒様と言いたくなります。やはり英語はできるに越したことはないのかもしれません。


DeepLで英訳して見て分かったのですが、学生が書いている英文のエッセイによく似ているのです。表面はなめらかな英語に見えるのですが、結局のところ、何が言いたいのかさっぱりわからないのです。人間だったらそんなふうには書きません。いっさい機械翻訳に頼らず、辞書だけでなんとか自分の文章を英語にした人の英語は日本語的発想が反映されているので、日本人が書いたなとすぐにわかります。また英語圏の人なら、一神教の世界観で書かれていますから、それも瞬時にわかります。一方、DeepLの英語は自然なようで、やはりえも言われぬ違和感があるのです。昔は奇妙な受動態がたくさん含まれている文章が多かったのですが、それはあまり見かけません。でも発想がわかりにくいのです。英語的な発想で書かれた英語ではなく、日本語でもないような、何語だかわからないような発想なので、読めば内容は理解できるし、文法的な間違いなどはないのですが、結局のところ何も伝わってこない英語なのです。

私は下手に英語がわかるものですから、そういう英語を読むと蕁麻疹が出ます。






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