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日光 日帰りの旅 [お出かけ]

せっかくの春休みなので家族で日光に行ってきました。もちろん日帰りです。大笹牧場(霧降高原)、いろは坂、華厳の滝、中禅寺湖、戦場ヶ原、道の駅日光というコースです。私が独断で決めました。埼玉は25℃まで気温が上昇するという予報でしたが、霧降高原のあたりは12℃しかありませんでした。山にはまだ新緑が芽生えず、残雪もところどころありました。霧降高原はいまだ冬の風情です。

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ランチは大笹牧場のレストランにて。妻は日光名物の湯葉を使ったうどんを食べましたが、男3人は豪快にジンギスカンを堪能し、思う存分油まみれになりました。ワイルドな料理は家ではできませんので、こういう施設はありがたいです。紙コップに入った白い飲み物は、当たり前ですが、牛乳です。牧場の牛乳は脂肪分が多く、甘みとコクがあって、お世辞抜きにおいしかったです。お土産として買って帰りたいほどでしたが、1Lで920円もするので諦めました。成分は同じでも、現地で飲むものと家で飲むのは味が違うと思います。人間の感覚というものは当てにありませんからね。

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大笹牧場のあと、日本三大名瀑の一つに数えられる華厳の滝に向かいました。華厳の滝を見るのは40年ぶりです。自分が修学旅行で訪れた場所というのは、行ったことがあるから行く必要がないと思って足が遠のくものです。また、子供ができると、いずれ大きくなったら修学旅行で行くんだから行く必要はないと考え、さらに、実際に子供が修学旅行で行くと、どうせ行ったのだから、もう行く必要がないだろうということになります。結局あっという間に40年が経ってしまいました。都合により、我々は滝を見上げる場所に連れて行ってくれるエレベーターを利用しませんでした。上の展望台から見ただけですが、それでも、迫力満点です。個人的には竜頭の滝のほうが好みですけどね。

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おやつに五平餅を食べました。長男は小鱒の唐揚げ、次男はゆばコロッケを食べました。

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実は犬も連れていきました。妻がどうしても連れて行くんだ、とうるさいので、仕方なく連れて行きました。この時期はクルマの中にいてもらっても、窓を少し開けておけば、熱中症になることもないので、安心です。真夏だったら、エアコンの効いた部屋で留守番させていたでしょう。うちの犬は糖尿病を患っているので、夕方、夕食後にインスリン注射をしなければいけません。そういう理由で連れて行った次第です。持病を抱える犬を預かってもらうところも知りませんので、我が家は泊まりの旅行にはなかなか行けないのです。

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今日は「運悪く」聖火ランナーが日光のロマンチック街道を走るということで、15:30分から規制がかかり、戦場ヶ原を見たあとに訪れようと思っていた日光市街のお土産物屋の立ち並ぶ場所にはたどり着けませんでした。

本当は日光湯元温泉にも行きたかったのですが、日帰りで利用できる入浴施設はだいたい15時までだそうですので、いさぎよく諦めました。その分で余計にお土産(食べ物系ばかり)を買ってきました。2万円近く散財しました。もっぱら長男が買ったのですけどね。1年間、じっと我慢してきたので、とうとう爆発したようなものです。しかしながら、日光に宿泊したら、追加で6万円以上支払うことになっているわけですから、安く上がったと思うべきでしょう。

数日前から日帰り旅行の計画を立てていたのですが、行き先は決めていませんでした。伊豆、箱根、群馬、長野が候補地だったのですが、お手軽に行ける日光にして正解でした。春は気候も良いし、景色もきれいです。日光はソメイヨシノがないので、それも非日常を味わえて良いのです。私はあまり桜は好きではないので。桜は湿っぽい情緒がたっぷり染み込んでいて、爽やかな気分にはなれませんからね。

とにかく、久しぶりに家族4人で旅行が楽しめました。犬連れの日帰り旅行もなかなか良いものです。他の観光客やお店の人に話しかけられたりするので、日常に戻ったような気分になります。世間的には政府や東京都の主張を無批判に受け入れて、県境を超えた移動は避けるべきだと非難する人もいるのでしょうが、だったらその前に日本列島をひと筆書きする(本当は点で結んだだけ!)オリンピックの聖火リレーもやめるべきです。世界各国から外国人を入れるような五輪も中止すべきです。矛盾してらあな。

日光はどこもかしこも空いていました。閑散としているわけではなく、絶妙な人出でした。寂しくもなく、鬱陶しくもなくといった塩梅です。おかげで美しい景色をストレスなく堪能できました。関東の人間には非日常的な気分を盛り上げてくれる関西弁がけっこう聞こえてきました。学生なら卒業旅行の時期ですものね。彼らにとっては、関東の人間が京都に行くような感覚なのでしょう。非常に良い選択だと思います。

本当は、尾瀬を通って群馬の沼田の方に抜けて関越道で埼玉に帰りたかったのですが、ヤフーのカーナビによると通行止めになっていたため、そのままUターンしました。あとで調べてみたら、冬季期間中は毎年閉鎖しているようです。夕飯は佐野SAで食べ、お土産も買って20時頃帰宅しました。

長男は、免許証を持っているくせに、クルマの運転をしたがらないので、ずっと私が一人で運転しました。私自身、長距離ドライブをしたかったので、具合がよかったです。私だっていつまでも運転できるわけでもないでしょうから、息子に運転させるより自分で運転したほうが良いのかもしれません。久しぶりの遠出でエンジンの調子もすごくよくなりました。新車登録から13年目のクルマで、12万キロ近く走っていますが、まだまだ問題なく乗れそうです。



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1年を超えた自粛生活。コロナ禍で自分を「内向的」と思う人々に起きた変化 [雑感・日記・趣味・カルチャー]

1年を超えた自粛生活。コロナ禍で自分を「内向的」と思う人々に起きた変化

私はコロナ禍の生活は非常に暮らしやすいと思います。不満はありません。子供の頃から、母親にお前は内向的だから、ダメ人間だ、もっと積極的にならないといけないと非難されてきました。しかしながら、コロナ禍で、社交性が欠如し、他人と付き合いたがらない性格が、むしろ長所になるような状況に私は微笑みを浮かべてしまいます。私は教育現場にいるので、年間数百人の学生を相手にします。不特定多数の人間に無駄に話しかけ、話しかけられるわけです。子供の頃の性格から、そういう職業につくなんて、母親にはまったく想像もできなかったでしょう。私にも想像できませんでした。私が大勢の人の前で話すなんてありえなかったのです。人間の可塑性はすごいものだと思っていました。コロナ禍にさいなまれる前までは。

ところが、コロナ禍の中で地金が出ました。やっぱり私は無理をしていたんだなあ、という考えが浮かぶようになりました。HSP(繊細さん)である私にとっては、他人に気を使うことなく暮らせることはストレスフリーの状態なのです。友人にも電話でそんな話をしたことを記憶しております。この記事によると、私は違って、他人と関わるのが嫌だと思っていたけれど、本当は他人との交流を求めていたことを悟った人がいることがわかります。学生たちに、学期末に今の思いを自由に書いてもらったのですが、そういう学生も数多くいました。それが普通の人の反応なのかもしれません。でも、私は逆でした。今の生活はあまりに居心地が良すぎます。

これからの時代は「究極のアナログ人間」を目指すべき理由(大原 浩) | マネー現代 | 講談社(1/7)

デジタルかアナログかという二分法自体がデジタル思考じゃないのかなあ。私は昔からアナログ時計ではないと時間が理解できないくらいのアナログ人間です。数ではなく量で見るタイプなのでしょうかね。昔からアナログ人間ですが、別に、成功したわけでもないし、今後、必要とされる人材として世界に認められるような気配はまったくありません。マルチタスクも苦手で、常にシングルタスクで、迷惑をかけまくっていますが、それはアナログ人間だからでしょうか。

心理学・行動経済学で用いられる「ナントカ効果」まとめ、18個一挙紹介! | Mocha(モカ)

正直に言って、こういう効果のいくつかは何度聞いても覚えられません。人間の心理が経済活動に与える効果があるのは認めますが、その法則通りに人が常に動くかどうかはわかりません。たとえば、アンカリング効果ですが、たとえば、不動産屋がアパートを紹介するとき値段の低いところ、中くらいのところ、高いところの3つを案内すると、だいたい客は中くらいのところを選ぶようなケースで出る効果のことです。客はそれで相場感を得るのでしょうが、それが本当の相場なのか怪しいものです。不動産屋とお客の懐事情で一時的に決まった相場なので、本来の相場とは違うはずです。そんなふうに大局的にものを見ることができる人にとっては、アンカリング効果は無効です。特に、ネット社会ですから、比較対照できる情報が増えましたからね。